[新築完成レポート]中庭を介して家族がつながる内外一体の家|2023年
ダイニング+キッチン/キッチン奥の扉からランドリーやクローゼットにつながっており、洗濯物や荷物などが家族空間に散らかりにくくなっている。
ワークスペース/中庭に向かって作業ができる造り付けのワークスペース。中庭を介して、家族空間で寛ぐ家族の様子もわかる。
和室/小上がりの和室スペースは、ロールスクリーンを下ろせば個室としても使用できる。
中庭の軒下テラス/建物で囲われた中庭の為、窓を開け放しても外部からの視線を気にする必要がなく、気兼ねなく開放的な暮らしができる。
洗面コーナー+ウォークインクローゼット/帰宅後、荷物をクローゼットに置き、その後手洗いがスムーズにできる動線。
ランドリー+ウォークインクローゼット+洗面コーナー+脱衣室+浴室/一直線につながった水周りの家事動線。
廊下/突き当りのFIX窓はすりガラスになっており、日中は電気をつけなくても十分な明るさを確保している。また、通路に壁面収納を配置することで、自然に片付く習慣が身につくよう考えている。
キッチン横のランドリーと玄関を繋ぐ小さな扉によって、帰宅後、直接荷物が置けるようになっている。
主寝室+ロフト/梯子を上るとロフトがあり、大きな窓からは中庭を介してリビングの様子を見ることができる。
納戸/主寝室や洋室のすぐそばに大容量の収納スペースを確保。
トイレ/シンプルにまとめられたトイレ。
完成時期 2023年
title「中庭を介して家族がつながる内外一体の家」
[物件データ]
建設地:富山県/敷地面積:285.06㎡/延床面積:36.08坪
設計士からのコメント
【土地面積約86坪、東西に奥行きのある敷地でご計画】
住宅密集地であり、隣家との距離も近いということで、オーナー様より「コートハウス」をご希望頂きました。東西に奥行きのある土地でしたので、中庭を囲むように家族空間や各居室を配置することで、一日を通して中庭から十分な明るさが確保できるよう考えました。
【子供の成長を見守るおおらかな空間デザイン】
ご夫婦とも、子供たちがのびのびと成長できるような空間を望んでおられました。そのため家の様々な場所に子供たちの居場所となるスペースがあり、家族空間からそこにいる子供たちの気配が感じられること、またその逆にもこだわりました。中庭を介して家族の気配や視線がゆるやかにつながり、住まい全体で暮らしを愉しむことができるよう考えました。
【カメラがライフワークのご主人がシャッターを切りたくなるような空間の提案】
家づくりのヒアリングの中で、ご主人の趣味がカメラであり、受賞経験もあることを伺いしました。子供たちが新しい住まいで成長していく姿も写真に収めたいという想いから、住まいの中に思わずシャッターを切りたくなるような工夫を随所にちりばめています。
2階洋室の室内窓を開けるとワークスペースとキッチンが見える。