アルスホームの家は寒い?住宅性能について解説します

最終更新日:2024.08.03

アルスホームの住まいの特徴の一つに「外とのつながり」があり、展示場では大開口サッシによる内外一体の暮らしをご体感いただくことができます。しかしそれゆえに「冬は寒くありませんか?」とご質問いただく事があります。
アルスホームは優れた住宅性能を基本として住まいを設計しているため、大きな窓を取り付けていても冬は暖かく夏は涼しい住まいを実現していますので、ご質問には「冬も温かく快適です」とお答えしています。

今回は、アルスホームが大きな窓を取り付けても、一年を通して快適にお過ごしいただける理由を解説いたします。

目次

01.寒い家の理由
02.アルスホームはどのようにして「断熱性能」と「気密性能」を高めているのか
・アルスホームの「プレウォール工法」の強み
①断熱材「フェノールフォーム」により、ZEHレベルの断熱性能を実現
②隙間を無くして施工できるから熱を逃さない
③工場生産だからできる高品質・高精度
03.まとめ


床から天井まで伸びる大開口サッシにより、中と外が一体的に感じられる空間デザイン(暮らしの声より)

01.寒い家の理由


窓をたくさんつけたり、大きな窓があるから家が寒くなると思われがちですが、実際は「性能の低い窓が性能の低い家に取り付けてあるから寒くなる」のです。
性能とは、寒さや暑さの原因となる「断熱性能」と「気密性能」のこと。「断熱」によって熱が外に逃げるのを防ぎ、「気密」によって外からの冷えた空気が室内に侵入するのを防ぎます。
窓は性能の良い商品を選べば解決しますが、家の「断熱性能」と「気密性能」はどのように高めれば「寒い家」ではなく「暖かくて快適な家」になるのでしょうか。


窓に手をついて雪が積もる中庭を眺めるオーナー様のお子様(アルスホームフォトコンテストより)

02.アルスホームはどのようにして「断熱性能」と「気密性能」を高めているのか


「断熱性能」と「気密性能」の性能向上に欠かせないのが、アルスホームが全棟標準採用している「プレウォール工法」です。

・アルスホームの「プレウォール工法」の強み

①断熱材「フェノールフォーム」により、ZEHレベルの断熱性能を実現
他の断熱材に比べても圧倒的な断熱性能を誇る断熱材「フェノールフォーム」。プレウォール工法に欠かせないプレウォールは、この断熱材「フェノールフォーム」と構造パネルを一体化させたものです。

断熱材の性能を表す数値は「熱伝導率〔W/(m・K)〕」と呼ばれ、「フェノールフォーム」は世界最高レベルの0.020を実現しています。アルスホームの標準仕様として、この断熱材を「床」「壁」「天井」部分に採用することで、住まい全体を高性能な断熱材で包み込み、住まいの断熱性能をZEHレベルまで向上させています。
(アルスホーム標準施工参考:フェノールフォームの厚み…床/66mm、壁/65mm、天井/66mm)

また、フェノールフォームは断熱性能が優れている事だけでなく、「最高レベルの断熱性能が劣化しにくい」特徴があります。一般的な現場施工の吹付硬質ウレタンフォームなどに比べて、フェノールフォームは断熱性能の初期値が高く性能も落ちにくい為、長期的に高い断熱性能を維持することができます。

②隙間を無くして施工できるから熱を逃さない
「プレウォール」は、工場で正確に加工されることで住まいに隙間が生まれないよう設計されています。アルスホームの標準的な気密性能(C値)は、0.2~0.6です。気密性能を高めることで、空気の出入りを無くし、外気の侵入を防ぎます。そうすることで冷暖房効率が上がり、少ないエネルギーで家全体を快適に整えることができます。

③工場生産だからできる高品質・高精度
「部材調達」「構造設計」「プレカット加工」「パネル生産」までを、オートメーションシステムを導入した一貫体制で実施し、現場施工ではできない、高精度・高品質を実現しています。この品質は、工場生産だからできる「プレウォール工法」の強みです。断熱材と構造パネルを工場で一体化させて現場に納品されるので、職人の技術に左右されることなく、設計性能を100%発揮することができます。


大きな窓は日射取得を最大化させ、冬の暖房費の削減にもつながる(建築実例より)

03.まとめ


「快適な住まいで外の心地よさも感じることができること」それがアルスホームのご提案です。

プレウォール工法により「断熱性能」と「気密性能」を高めることで、大きな窓を取り付けても一年を通して快適にお過ごしいただけます。また、プレウォール工法は「断熱性能」や「気密性能」だけではなく、「耐震性能」や「耐久性能」にも優れています。まさに北陸の家づくりに最適な工法です。

アルスホームの家づくりについては展示場で詳しくご説明しています。少しでも気になられたらお気軽にご来場ください。