山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

視座を磨く

  • 社長メッセージ
最終更新日:2024.02.24

皆さんこんにちは。

今回は視座について記します。

普段仕事をしていて、この視座の違いを感じることがよくあります。

具体的には、見えている範囲や領域が違うのです。

視力と同じで高い位置から見れば遠くまで360度が見渡せるのに対し、
低い位置からは近くの水平線上にある情報しか見えないのと同じです。

従って、多くの要素を取り込み質の高い意思決定をするには
高い視座を養うことが大事です。

では、どうすれば視座を上げることができるのか?

色々なアプローチはありますが、会社組織に限定して考えてみます。

まず、上司の見解と自分の意見が異なる場合において
上司はどのような考え方をしているのか推察することが重要です。

普段仕事をしていて他者と意見が食い違うことがありますが
感情的に受け止めて終わってはいけません。

食い違いの原因にある考え方や視点の違いについて
理解しなければ相互理解や成長に繋がりません。

特に、上司との意見や見解の違いは経験の差から起因する
視座の高さから発生することが多いので、
上司との違いを学ぶことはとても学習効率が高いのです。

次に重要なのは、意見の相違について推察した際に、
必ず上司にどのように考えたかを確認することです。

いわゆる仮説検証です。

このサイクルを繰り返すことによって、
飛躍的に思考と意思決定の質が整ってきます。

また、このプロセスで重要なのは
上司の考え方を学ぶだけではなく、
その裏にある思慮を学ぶことが大事です。

優れた上司は様々な要因を見通しながら
思慮深く意思決定を行っているものです。

そうした思慮の部分をフォーカスして学ぶことは、
視座のみならず人間性を高めることができます。

最後に大事な点は自身のレビューです。

これは1年程度だと見えづらいのですが、
3年とか5年単位で自身を振り返ると
何らかの成長があることに気付きます。

以前は見えていなかったことが見えるようになったとか、
以前の自分の稚拙さが理解できるなどがその成長にあたります。

そうした気づきは、謙虚に学び続けることの重要性を教えてくれます。

このように、少し意識と時間を割いて見解の相違を仮説検証、
自己レビューを行うことにより視座を磨くことができます。

高い視座によって良質な意思決定が可能となります。

良質な意思決定の積み重ねは人生の成功に直結します。

周囲から良いフィードバックを貰って
自身の視座を磨き上げていきましょう。