山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

チームビルディング

  • 社長メッセージ
最終更新日:2024.04.06

皆さんこんにちは。

我々アルスホームは、1日に新入社員を迎え入れ
翌2日には経営方針の発表会がありました。

発表者の創意工夫や決意の程を随所に感じることができ、
良いスタートになったのではないかと評価しています。

また、人事異動や昇格なども同時に行われ
新たな組織でスタートすることになります。

せっかくの良いタイミングなので、チームビルディングに
必要な条件や大事なポイントについて記します。

まず持って重要な要件は、ビジョンの共有です。
これには具体的な目標や目的も含みます。

組織として最終的に目指す到達点や状況を
明らかにしないことには協力のしようがありません。

次に必要なプロセスは、一人一人に明確な役割を与えて
引き受けてもらうことです。

これについては、ただ与えるのではなく納得合意が基本となります。
加えて、基本的な役割以外の糊代、つまり二次的な役割についても合意が必要です。

そして、今日的チームビルディングにおいて重要な論点は
主体性をチームに組み込むことです。

こうした、主体的なチームを作る前提条件として
心理的安全性を十二分に確保することが不可欠です。

何を言っても受け止めてもらえるという安心感が
活発かつ多様なアイディアを生み出します。

また、私が特に重視している点としては
具体的展開や修正に対する裁量を与えることです。

マネージャーとしてはここが肝心です。

力量が及ばないマネージャーは、
このプロセスで詳細に渡る指示を出してしまいます。

これを続けると、部下は考えなくなり
マネージャーの指示通りにしか動かない組織になります。

一人一人が主体的に意思決定する機会の創出が腕の見せ所です。

最後に重要な点を挙げるとすれば、常に励ますことです。

ビジョンに向かう途中には困難な状況が多々訪れます。

そうした際にも、マネージャーは常に顔を上げて
一人一人を励まし続ける必要があります。

落胆したり叱責してもチームには全て逆効果です。

マネージャーが負うべき一番重要な役割のような気がします。

明るい未来を指し示し、チームの総合力が最大化する選択肢を
常に選び続けることこそマネージャーの役割です。

こいつは使えないなどと言っているうちは
マネージャーとして未熟であることを心得ましょう。

チームビルディングが上手く機能すると
その生産性は飛躍的に高まります。

新たなスタートであるこの時期、
チームビルディングに心血を注ぎましょう。