とある寓話
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
今回はとある寓話を紹介します。
ある旅人が山を歩いていました。
その道すがら、木こりと出会います。
木こりは山のように積まれた薪を割っていました。
その量は大変多く、そう簡単には片付きそうにありません。
木こりは大汗をかきながら何度も薪を斧で打ち付けています。
木こりの薪割りをしばらく眺めていると、
旅人はあることに気づきます。
木こりの斧の刃先が刃こぼれし割りにくくなっていたのです。
そこで、旅人は木こりに話しかけました。
「それでは薪を割るのに大変だから、一度斧の刃を研ぎませんか?」
木こりはこう答えました。
「冗談じゃない。1日で終わるかどうかも分からない量の
薪があるのに斧の手入れなんかしていられない」
そう答えて、引き続き汗をかきながら何度も斧を振り下ろすのでした・・・
いかがですか?
これを読んで、皆さんが木こりだとしたなら
どちらを選ぶでしょうか?
当然、一度手を止めて斧の手入れをしますよね。
斧の手入れをしてから、再度薪割りを始めた方が
最終的に生産性は上がることは明らかです。
しかしながら、客観的に見れば正確な判断ができるのですが
主観に囚われて間違った選択をすることは
現実においてよくあることです。
特に、時間の余裕がない時や長時間没入している時において
このような状況が起こります。
こうした状況に陥らないためには、仕事の節目に
一息を入れるという定期的な区切りを持つことが重要です。
そして、その時に仕事の進め方そのものを検証する習慣を
プロセスに埋め込みましょう。
忙しさに流されて、寓話にある木こりとならぬようにしたいものですね。