再会の時
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。台風が近づいております。
この台風が過ぎればグッと秋も近づくものと思われます。
さて今回は人との再会について取り上げます。
皆さんは再会と聞くとどの人との再会が浮かびますか?
私も50歳近くになってきて印象深い再会がいくつかあります。
一つは私が23歳の時に、とあるコンサル会社の講師との出会いがありました。今から25年前のことです。
当時勤めていた会社で「業務プロセス改革」を進めており、そのサポート役としてその講師は呼ばれていました。
当時、彼は30前半で確か肩書は「課長」だったと思います。
仕事を始めたばかりの私は、シャープで聡明な彼に憧れを抱き、とても印象深かったのを覚えています。
そのプロジェクトは1年ほどだったでしょうか?その後、彼と出会うこともなく年月が過ぎました。
しかしながら、私の彼に対する憧れは色褪せることなく、私の中にありました。
しかし、今から2年前に突然再会することとなります。それは、会社の研修でリーダー研修を行った時です。
外部講師を複数検討したのですが、結局老舗のコンサルに依頼することにしました。
「ああ、昔、この会社でコンサルを受けた時があったな~」と懐かしく感じていたのですが、
何と、若き日に出会った外部講師である「課長」さんは、そのコンサル会社の副社長まで上り詰めていたのです。
出会った時、20数年のブランクは全く感じませんでした。
見た目も話し方も聡明さも20数年前と変わりません。
彼も私のことをよく覚えてくれていました。当時のエピソードや私の仕事の内容
について詳細に覚えてくれていたのは驚きでした。
お互いにそれぞれの道を歩みましたが、再会してお互いの成長した姿を確認できたことは
とても感動しましたし、改めて人生の不思議なご縁を感じた次第です。
また、悲しいことにこれとは反対のケースも最近目にするようになりました。
それは再開の場に「出てこれない」人の存在です。
同窓会や同期会などがたまにありますが、そこに顔を出さず、風の便りでのみ動静を知る人がいます。
理由は様々ですが、顔を出して今の自分を説明しづらいのでしょう。
それぞれの人生があり、人それぞれと考えればいいのですがスッキリせず、残念さを感じます。
皆さんはいかがですか?
現在に至る自分を友人に伝えることが出来ますか?
私自身は、正々堂々と自分自身を説明できない人生は送りたくないと考えています。
(出版なんてしませんが、60歳を過ぎたら一旦、自身の回顧録をまとめたいと考えています)
今後も再開の暁には成長した姿を見せることが出来るよう努力したいと思います。
そのように日々努めることが人生の彩を豊かにする唯一の道だと信じています。