幸福の源泉
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
今回は成功と幸福について考えてみます。
私自身の人生を振り返ってみると、
若い時は強く成功を求めていたと記憶しています。
ですが、50歳を超え、子育てを終えつつある現在は
幸福を求めている自分がいます。
成功と幸福にどのような違いがあるのでしょうか?
まず、成功は主に他人による評価で形成されるのに対し、
幸福は自分が感じることで形成されるという大きな違いがあります。
そう考えてみると、若い時は価値観が定まっておらず、
経験も少ないため客観的な自己評価が難しいという側面があります。
従って、周囲からの評価や賞賛、客観的な収入の多寡を基準として
自己承認を感じることが多いと思います。
反面、年齢を重ねて自分の価値観が定まってくると
自分にとって要不要がはっきりと見えてきます。
これは、世間一般的な価値観とは異なる
人それぞれの固有の価値観です。
ここが自分で峻別できるようになってくると、
自分が必要とする対象に囲まれて暮らしていることにより
十二分に幸福感を感じることができるようになります。
逆に言えば、それ以外はいらないという心境です。
そう考えてみると、幸福というのは自分への理解が深まり
自分を知ることによって初めて感じられる内発的感情だと言えます。
私の場合は、ようやく40歳終盤になって
自分にとっての要不要が峻別できるようになってきました。
早いか遅いかは人それぞれなので何とも言えませんが、
そのことに気づいてから幸福を感じる機会が飛躍的に増えました。
評価軸が他人から自己基準へ置き換わることで
生き方も変わっていきます。
そういう意味においては、早く自分というものを
知ることができると良いですね。
そのためにも、常に「自分は人生に何を求めているのか?」
という問いを繰り返し続ける必要があります。
その反芻のプロセスで自分軸が形成されます。
他人軸でしか自己評価できない人生は
できるだけ早く卒業したいものです。
自分の中に幸福の源泉を育みましょう。