共感力

お客様との打合せ、上司と部下との面談など、
共感力が求められる場面はとても多いですね。
でも共感するために、相手に対して自分と同じところがないか
探してばかりいる人、結構多いのではないでしょうか。

確かに同じような考え方や価値観を持っている人とは
話が弾みやすいですし、親しみを持ちやすいところがあるでしょう。
しかし、どんな人でもその全てが自分とぴったり一致することはありませんし、
むしろ自分の考え方・価値観とは異なる人が圧倒的に多いですよね。

どれだけ自分と同じところを探し続けてもそれには必ず限りがあります。
もしかすると、同じところを見出すために、
自分の考え方や価値観を相手に押し付けてしまっているかもしれません。

考え方や価値観、感性といったものは人それぞれ。
そんな一人一人に対して、
どれだけ自分と違う所に対して興味を持って理解したいと思えるか。
そしてお互いにその違いを認め合いながら相手のことを尊重できるか。
それが共感することだと思います。

そして、もっと相手のことを知りたい、もっと深く理解したい、
という想いが深いほどお互いの共感は深まるでしょう。

相手の言葉に耳を傾け、
相手の気持ちに寄り添い、
相手のことを深く理解しようとする姿勢。

多様性を尊重する今の時代だからこそ、
私たちはより共感力を高めていかなければなりませんね。