問われる本質的価値
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
立夏前のこの時期。一番過ごしやすくさわやかな時期です。
週末の土日は有意義に過ごしたいものですね。
さて、私どもアルスホームでは2019年卒業予定の学生さんたちの就職活動が
ピークを迎えつつあります。会社訪問や面接などのスケジュールで一杯です。
昨今は採用が厳しいと言われています。
私どもアルスホームにおいても例外ではなく、4~5年前のエントリー数から比べると
半分以下のエントリー数となっています。
しかし、面白い現象がありましてエントリー数が減れば減るほど学生さんの質は上がっており、
エントリー数と学生さんの質は反比例する結果となっています。
今年もエントリー数の減少に伴い一次面接の母集団形成がかなり厳しい状況でした。
しかしながら最終選考に臨む学生さんたちの質は十二分な方々ばかりです。
なおかつ今年の一次面接の合格者はアルスホームへの志望度が非常に高いのが特徴です。
優秀な学生さんばかりですので当然ながら他社の内定をすでに複数取っている学生さんもあり、
選考とはいえ実態は私たちが選考を受けているようなものです。
そういう環境下で学生さんに選択権がある中、最終選考で、他社を断りアルスホームに入りたい
という意思表明をしてくださるのは、とても嬉しいことですし名誉なことです。
最終選考の一連のディスカッションを終えた後、最後にアルスホームに決めた理由を聴かせてもらっています。
彼ら志望度の高い学生さんの共通した答えが「働く先輩の姿と自分たちに対する接し方」です。
選考のプロセスの過程で働く先輩から話を聞いたその時間そのものが決定打となっています。
つまり働く社員の姿と言動そのものに他社との「明確な違い」を認めてくれているのです。
アルスホームとしては独自のブランドイメージがあり、会社の内容も悪くないと自負しています。
しかしながら、学生さんの意思決定のポイントは会社規模や棟数などの外形的情報ではないのです。
日頃、私はブランドの源泉は人だと思ってます。
どんなに優れた商品であっても、仕組みであっても携わる人(お客様とのインターフェイス)の
品質が悪かったらブランドは成立しません。
学生さんがその視点で他社との違いを理解してくれているということは、
学生と接した社員はそれぞれに仕事のやりがいや会社に対する想いをそれぞれの立場で
真剣に一生懸命伝えてくれているのだと思います。
その証拠に、学生と接した社員は自分が接した学生が面接で上手く自己表現できたかとても心配しますし、
内定を勝ち得たことを伝えるとこれ以上ないくらい嬉しそうな表情になります。
今年度のスタートに我々が共有すべき考え方をまとめたカードを作成しました。
(表裏両面印刷で4つ折りとし名刺サイズとしました。)
「美しい家を創ろう」企業理念の2章3節です。
「美しい家」は、住まい手も創り手も「美しき人」であることが必要です。
このカードの実践を通じてまさしく人質が圧倒的に優れている会社、
すなわち「美しき人」がたくさん集う会社を我々は目指したいと考えています。
我々は、お客様や学生さんから常に本質的な価値について問われ、
試されていることを肝に銘じる必要があります。