山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

外せない起点

  • 社長メッセージ
最終更新日:2024.06.15

皆さんこんにちは。

今回は、私が思うリーダーの起点について記します。

と申しますのも、我々アルスホームでは
全社員が毎年個人計画書なるものを作成しています。

その作成途中で、若手のリーダー層の計画書を見ていて
気になることがありました。

各人それぞれの課題設定がなされています。

特にリーダーとしての成長目標については、

「メンバーの話に最後まで耳を傾けれるよう・・・」
「相手の気持ちを汲み取って・・・」
「お互いの長所を活かせるよう・・・」

どれも間違いではありませんし、
リーダーとして身に付けたい素養ではあります。

しかしながら、私はリーダーの第一歩を踏み出すための
課題として捉えるならば少し違和感を感じました。

リーダーとして身につけるべきスキルや素養は
かなり広範にわたり確定的な定義はありません。

しかしながら、リーダーとして外せない最重要な役割を
一つだけ挙げよと問われるならば私はこう答えます。

それは「範を示すこと」です。

仕事そのものであれ、取り組む姿勢であれ
手本となることがリーダーの仕事としての起点だと思います。

スポーツの世界を考えるとわかりやすいのではないでしょうか?

例えば野球。

打てない実績不足のバッターに教えを乞う人はいません。

また、自ら打てないのですからアドバイスをしたとしても
その人が打てるようになるとは到底思えません。

ですから、聴く力も大事ですし説明する力も大事なのですが、
まず持って取り組むべきは「やってみせる」ことなのです。

昨今の多様性を尊重する社会的機運の中で、
どうも最近の若い人は「聞き分けの良いリーダー」を目指しがちです。

しかし、それ以前に手本となって体現することこそが
言葉いらずの説得力であり求心力の起点を成すのです。

「範を示すこと」

この一点を体現できていればリーダーたり得ます。
決して、話し上手である必要はありません。

その上でリーダーとしての多様な素養を育めると良いですね。