自然淘汰
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
昨日までの秋晴れは一転、雨混じりの寒い日ですね。
晩秋となり、アルスホームの敷地内の樹木も色づき、落葉も始りました。
先日、社員総出で敷地内清掃を行ったところです。
ところで私は、昨日まで所用にて東京に出張しておりました。
帰りの電車に乗るまで、少々時間があったので丸の内界隈を散策しました。
(オメガの時計がありました。オリンピックに向けてムードが高まります)
皆さんご存知のとおり、丸の内界隈は日本を代表する企業が拠点を置いている地域です。
漠然と歩いていると、賑やかさしか感じないのですが、
出勤時間という視点で歩いている人を見ると、これまでよりかなり柔軟な出勤時間に
変わりつつあることを実感できます。
加えて、服装という視点で観察すると、
日本を代表する一流企業へ勤務されていると推察される人々のスタイルは、
かなりカジュアルなスタイルに変わっていることにも気付きます。
また、丸の内に関わらず東京でいつも思うことは、
長期低迷傾向と言われている日本経済を実感として全く感じないことです。
今回は湾岸エリアに宿泊したのですが、オリンピックに向けて最終工程に入っている施設が
いくつもありますし、その周辺には何本ものタワーマンションが建築中です。
また、銀座を歩けば、平日にも関わらず、外国人をはじめ、
たくさんのセレブリティー溢れる人々が行き交っています。
その姿からは経済の停滞感や、よく語られる貧困という言葉は想像することが出来ません。
そう感じつつ、新聞に目を落とすと、某有名家具販売企業の業績低迷の記事がありました。
その会社は赤字が続いております。
ここで、改めて単純な真実に気づかされます。
経済全体としては漸減傾向であることは間違い無いのですが、
全企業が漸減傾向では無いということです。
要は、単純な生存競争、つまりは自然淘汰が起きているに過ぎないのです。
自然の摂理に従い、環境に適応できない弱者が経済活動のステージから
退場していっているだけなのです。
逆に、強い会社は全体的な低下傾向とは逆に、物ともせず成長を続けています。
それら強者が集う代表格が、まさしく丸の内近辺の風景を作り上げているのでしょう。
当然、我々アルスホームも同じく自然淘汰される摂理の中にあります。
将来の明るい姿を手に入れるために、どう会社をシフトさせていくのか
頭を巡らせているところです。
住まいのあり様、社員の働き方や採用、業務プロセス、ITやAIの活用・・・・
これまでの延長線ではなく、まさしく大きくシフトアップする必要性を感じています。
新年に向け、そろそろ方針をまとめていく時期になりました。
それぞれのアイディア、コンセプトが有機的に絡み、大きくアドバンスできるような方向性を
考えているところです。