原野 省三
アルスホーム株式会社
代表取締役会長
原野 省三

「意思決定」

  • 会長メッセージ
最終更新日:2024.07.14


「意思決定」

水の温度や痛みの事例って、日常のあるある、ですよね。

同じ物事でも、その人の状況や背景によって
異なった感じ方や見え方をしてしまう、ということですが、
温度や痛みなどの感覚に限らず、
物事の判断基準についても同じことが起きているのではないでしょうか。

例えば、インターネットで買い物をしようとしたときに、
似た商品があると、「いいね」の数や購入者の評価の高いものを選びたくなりますよね。
他人の評価に影響されて自分の判断にしてしまうのですね。

安価な商品であればそれでいいかもしれませんが、
それでも自分自身が使うものですから、
きちんと自分の好みに合ったものを選びたいもの。
他人の評価ではなく、自分自身が納得のいく評価が出せたものを
手に入れることが大切だと思うのです。

誰でも何かを判断するときに、様々なことから影響を受けています。
今ほどの他人の評価もそうですし、自分自身においても
以前あったことの印象をずっと引きずっていたり、思い込みに縛られていたり。
最近起きた出来事の印象に引っ張られるのもその一つですね。

特に人と人との関わりにおいては慎重に判断しなければなりませんね。
誰でも一人で何もかも完結できるわけではありませんから、
相手が失敗することもあるでしょう。

「相手への感謝の念」「相手への寛容さ」「相手への好奇心」
この3つを忘れずにおけば、かなり正しい判断ができると思うのですが。

毎日様々な判断が求められますが、きちんと正しく判断できているか
改めて見つめ直すことも必要、かもしれませんね。