無知を知る
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
今回は「無知」について記します。
私たちは、毎日生活する中でさまざまな状況に遭遇し
さまざまな情報に触れます。
最近、自分自身が痛感するのはあまりにも
自分が見識を持ち合わせていないということです。
50歳半ばにさしかかり、世の中のことは概ね
理解できるようになったと感じる自分がいる反面、
知らないことが多すぎるのです。
例えば、ある情報に接したときに「聞いたことがある」
「大体知っている」と感じることはよくあります。
しかし、「それについて詳細に話せるか?」とか、
「解りやすく人に説明できるか?」と自問自答すると
実は正しい見識を持ち合わせていない自分に気付きます。
それって結局のところ「よく知らない」ということだと思います。
皆さんは「本当に知っている」ということを
どれだけ持ち合わせていますか?
複数持ち合わせている人は博識だと思います。
私はその逆で、自分を無知だと思うようになりました。
しかし、無知であることを知ることは悪いことばかりではありません。
まず、自分は知らないという前提で
人の話に耳を傾けることができます。
おかげで少し謙虚になれた気がします。
次に、学習意欲が高まります。
少しづつでも身につくようにと
丁寧な咀嚼を心がけるようになりました。
学ぶ事は喜びであり、新鮮な気持ちになります。
3つ目に挙げるとすれば、他人に対する尊敬や
感謝する機会がとても増えました。
どのような領域でも良いのですが、
見識があるというのは立派なことだと思います。
不思議なのは、無知なる自分を常に意識することによって
自己否定感ではなく自己肯定感を感じる事です。
学ぶことは、未来に向かって
よい方向へと導いてくれると思えるからです。
一番避けたいのは自分自身が知らない、
つまり自分の無知に気付かないことです。
何事にも「自分は本当に知っているのか?」と
問いかける習慣を身に付けましょう。
無知である自分を知ることから新たな学びが始まります。