山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

難しい現状把握

  • 社長メッセージ
最終更新日:2024.08.17

皆さんこんにちは。

今回は現状把握というテーマを考えてみます。

この現状把握っていう言葉は、
日頃仕事をしていてよく使う言葉ではありませんか?

しかし、この現状把握を正しく行うというのは結構難しいことなのです。

情報が部分的に欠落したり、解釈によって事実が歪んで正確性が落ちることがよくあります。

この難しい現状把握なのですが、
さらに難しいのが自分自身の正しい現状把握です。

最近、社内で研修をしていて気づいたのは
正しく自分自身で現状把握をできている人が
ほとんどいないということです。

他人のことは指摘できても、自分自身の欠点に
気づかないことはよくあることです。

従って、自分自身を鏡に映して直視するという
プロセスが必要になります。


まず第一に、自分では客観視しにくいので
他人からのフィードバックを積極的にもらう必要があります。

これは、多視点であればあるほど正確度が増します。

従って、積極的に助言をもらいにいく姿勢と
面談等の機会を活用することが重要です。

できれば助言してくれる人を複数持ちたいものです。


次に重要なのは受け止めです。

どのようなフィードバックでもありがたく頂戴する
という心構えが大事になります。

要は素直さです。

助言に対して選別したり、そうではないと
自己肯定していては何の役にも立ちません。

助言を素直に受け止め、自分の姿として目を逸らさず
見つめることが正しい現状把握につながります。

素直に感謝の心で助言を受け止める姿勢が大事です。


最後に必要なのは肯定的解釈です。

これは正しい現状把握、つまりは未熟な自分を
受け入れた上でどのように理解するかです。

人間誰しも未熟ですし、至らぬことだらけです。

しかし、助言というのは期待されているからであって
期待されなくなったら誰も助言してくれません。

自分にはまだまだたくさんの伸び代があると解釈して
少しづつ改善に取り組みましょう。

きっと明るい兆しが見えてくるはずです。

難しい自分自身の正しい現状把握ですが、
正しい意思決定の礎になるものです。

正しい現状把握の仕方を身につけて
グッドサイクルを自分の中に育てていきましょう。