人望を育む
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
今回は「人望」について記します。
報道等で発表されている通り、
自民党の総裁選に向け各候補者の動向が取り沙汰されています。
自分を棚に上げたうえで申し上げるのですが、
各候補者を見て感じることがあります。
当選回数の多い先生方ですので、
それぞれの分野における実力者揃いではあります。
しかし、人物像として人望があるという評判を聞く人は
あまりいないような気がします。
話は変わりますが、普段社員と面談をしていて一定の階層以上には
意識してこの人望を育んでいくようアドバイスをしています。
一定の階層以上の社員ですから、
それぞれの専門分野におけるスキルやナレッジは充分身につけています。
しかし、組織の一定階層まで上がってくると
それらの専門スキルやナレッジだけでは仕事ができません。
部下の人数が増えてくると、
統率力や部下についてきてもらう能力が必要になります。
それは人望だと思うのです。
でも、どうやって人望を集める能力を身につけるのか
どこにも公知の学び方はありません。
自分自身を振り返ってみると、日々の失敗を反省し
なぜそうした失敗をしてしまったのかを
深掘りすることでしか学べないように思います。
未熟な自分と正対することでしか人間の修養はできません。
そうした修養の日々の積み重ねで少しずつ人が磨かれていく、
つまりは人望が育まれていくように思います。
加えて、部下を持つ人に申し上げたいのは
肩書きや権限で仕事をしてはいけないということです。
仮に、それで仕事が一時できたとしても
永続性は勿論、強い団結力や善循環を構築することはできません。
そこはやはり「あの人が言うんだから・・」とか、「やってやろうじゃないか」
と思わせる力が大事なのです。
従って、できるだけ早い段階でこの人望を育むということを
意識して取り組んでほしいと思います。
かく云う私も大変な未熟者です。
後世の人が私を語るときに「多少なりとも人望はあったかな」
と言って頂けるよう努力を続けて参ります。