山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

ガラスの障壁

  • 社長メッセージ
最終更新日:2024.08.24

皆さんこんにちは。

今回は自己制約について記します。

というのも、日頃社員と面談していて気づくことなのですが
自分自身でポジションアップや携わる領域を拡げていく
構想を持っている人は非常に少ないです。

誰しも、仕事を始めたらその職能において
早く一人前になりたいと考えます。

一般的には一人前で主任に昇格し、次に後輩の指導役として
係長になるくらいまではイメージできるようです。

しかし、それ以上の役職を確信的に
自ら目指す人はかなり少なくなります。

また、横方向に目を向けてみましょう。

当然、自分の専門職のラインで自分の職域を考えますが、
職域を部門を超えて拡げようと考える人もまた稀です。

確かに、これまでは慣例的にそう考えざるを得ない
制度運用だったのかもしれません。

しかし、見方を変えれば慣例に思考が縛られているとも言えます。

つまり、上にはガラスの天井があり横方向にはガラスの壁があるのです。

そして、このガラスの障壁は
良くないことに仕事への情熱を減衰させていきます。

結局、同じことを続けていると飽きてしまうのですね。


では、こうしたガラスの障壁をどう克服して
一人一人が柔軟に活躍できる組織にしていくのか?

まずもって制度的に活躍するイメージができる人事制度と
その柔軟な運用が必要です。

年功や性別を問わない登用や
多様なキャリアパスの拡充が求められます。


次に重要なのは上司の面談力です。

本人の強みや願望をよく理解して
上司による積極的な働きかけが必要になります。

まさしく、部下をどう成長させるかは上司力に懸かっています。

多様なキャリアの可能性が他にも無いのか、
前向きに共に模索する面談が求められます。


最後に、絶対的に必要な要件としてガラスの天井と壁が
自身の内にあることに気付くことが必要です。

加えて、本人がそれを打ち破り前に進む決心をしなければなりません。

いくら制度を充実させ上司がサポートしようとも、
本人が視野を拡げてビジョンを再設定しない限り
新たなエピソードは始まりません。

人生は一度きりです。

もっと柔軟に自分が活躍できる領域を
拡げて考えてみてはどうでしょうか?

すぐに答えは見つからなくても、現状維持を自ら否定することから
可能性が徐々に芽生えると思います。

ガラスの障壁を打ち破り、
自分らしく、自分だけのキャリアを歩みましょう。