現在位置

道に迷った時、どうしても自分を中心に周りを見て
どちらへ行けばいいのかを考えてしまいがちです。

でも見方を変え、客観的にこのエリアの中の
どこに自分がいるのかを確認する、ということが大切なのですね。

自分の人生や仕事の上でも、この考え方は非常に重要だと思います。
人生は山登り、とはよく言ったもの。
目的地である山の頂上は
さしずめ自分自身の理想像といったところでしょうか。

ライフプランやキャリアビジョンを描いたとき、
その目標や理想にたどり着くためには、現在の自分の位置はどこなのか、
を正しく認識する必要があります。

自分自身を客観視できる力、俯瞰してモノを見る力が弱いと
どうしても自分中心の、自己評価ばかりが高いことになったり、
逆に自己評価がとても低くなったりして、
なかなか自分自身を正しく認識することがないでしょう。

自分自身の位置を正しく知るには、周りの人たちの言葉や評価を
真摯に受け止め、自分の言動や考え方について
謙虚に見つめなおすことが大切なのですね。

客観的に自分を見つめるということは、謙虚になること。
そして、周りのどんな言葉や評価に対しても
自分へのアドバイスとして受け止め、感謝すること。

それが人生の山登りにおいて、
自分の現在位置を正しく掴むための「平衡」なのかもしれませんね。