党首討論から学ぶ
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
先日、国会において党首討論がありました。
久しぶりに見応えのある討論でした。
中でも、石破首相と野田代表の討論は迫力がありました。
これまでも党首討論はありましたが、
かように迫力を感じる理由はどこにあるのか考えてみました。
まず第一に挙げられるのがエゴの排除です。
これまでの野党の討論姿勢は、けしからんとばかりに
非難そのものが討論の中心でした。
立場を考えればそうせざるを得ないことも理解できるのですが、
聴く側にしてみれば足元を掬ってやろうとする
エゴを感じさせられる討論姿勢ではなかったかと思います。
その点、野田代表はエゴを交えず双方の立場の本質的な差異について
明確に指摘することに集中していました。
従って、聴く側からすると論点差異が明確化し、
聴くことに集中できる討論だったと思います。
改めて主張にエゴを混ぜ込んではいけないと痛感しました。
次に感じた大事なポイントは相手に対する心の姿勢です。
主義主張は全く異なるものの、相手の立場に対する基本的な理解を示しつつも
堂々と持論を展開する両代表の姿勢に潔さを感じました。
主張の異なる相手に対して、尊敬の念を持って接することの
大事さについて改めて気付かされました。
話す者の心の姿勢は、討論そのものの品位に直結します。
最後に感じたのが、忌憚なく率直に話すことの大事さです。
国会でよくある役人が拵えた平坦な答弁原稿とは異なり、
お二人は自分の考えを自分の言葉で語っておられました。
そのため、一つ一つの言葉が心に深く刺さります。
忌憚のない率直な言葉は主張の貫通力を高めます。
今回の討論で感じたことを総括するならば、
討論の根底にあるのはやはり人間力の勝負だということです。
誠実な人柄と率直な言葉が、人を動かす
リーダーシップの源泉であることを示しています。
相手を敬いつつオープンマインドで
本質的差異について是々非々で意見を戦わせる・・・・
党首討論から学ぶべき点がたくさんありました。