原野 省三
アルスホーム株式会社
代表取締役会長
原野 省三

育成

  • 会長メッセージ
最終更新日:2024.10.15


育成

子どもに「勉強しなさい」といってもなかなか勉強しませんよね。
でも、子ども自身で興味をもったことは、ほっといてもやり続けます。

やりながら、「どうしてこうなる?」「こうしたらどうなる?」と疑問を持ち、
それを繰り返しながら学んでいくんですね。
知的好奇心が働きだすと、勝手に学び始めるということでしょう。

大人でも同じことが言えるのではないでしょうか。

マズローの欲求5段階説がありますが、
人が第1段階の生理的欲求から第5段階の自己実現の欲求まで
その欲求を満たそうとすると、必ず自己成長が必要になります。

人として、大人として、社会人として
自己成長しながら各段階の欲求を充たしていくのですから、
そこには必ず知的好奇心が不可欠なんですね。

組織において、上司がメンバーを育成するということは、
メンバーの知的好奇心をどう高めるかということなのだと思います。
メンバーのやる気スイッチをどうやって押すか、ということですね。

まずは、メンバーの小さな成功体験を積み重ねていくこと。
毎日、週、月・・・の目標を定め、それをメンバー本人の力で
クリアしていくということですね。
最初からクリアできそうなものでは意味がありませんから、
少し頑張らせる目標設定が大切ですね。

もう一つは、上司側の知識やスキル、ナレッジの豊かさに加え、
さらに学ぼうとする知的好奇心の広さ、
深さを日頃からメンバーに見せること、だと思います。
楽しそうに学ぼうとする姿に
メンバーが触発されることにつながるはずです。

メンバーと上司、お互いが楽しく学び、成長することで、
会社は必ず大きく成長していきます。

誰もが勝手に成長していく環境=会社の風土 
となるよう、今後も努力していきます。