旗を掲げる
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
つい先日、アメリカにおいて次期大統領選挙が行われました。
選挙結果とその因果関係については、
さまざまな切り口と評価があると思います。
大統領選挙から私が感じた重要な点は、やはりトップの方針が
明確で想いの強さが雌雄を決するということです。
共和党候補に前大統領が選ばれた際は、
私見として数々の裁判を抱える前大統領が再登板するのは
いかがなものかと問題視していました。
また、政策については与党候補は現職大統領を継承する路線に対して、
前大統領はアメリカファーストとして関税や停戦、石化資源への回帰など
是非は別にして非常に明確な主張を打ち出していました。
これとは反対に、長らく続くインフレや頻発する紛争への対応が
これまでと同じでは何も変わらないのではないかと
与党候補の主張には何か物足りなさを感じていました。
結果は、当初の接戦との想定を覆して前大統領の圧勝でした。
アメリカ国民は、インフレや世界的な紛争の常態化という閉塞感を前に
常識論より破壊力、突破力を選択したのでしょう。
与党候補は3ヶ月前に担ぎ出されましたが、
女性候補ということもあり、当初は新鮮味や期待感もありました。
しかし、自分が本当にやりたいことという視点で見れば
ほとんど明確な主張がなかった印象です。
この事実を目の当たりにするにつけ、
組織トップが果たすべき重要な役割を再認識した次第です。
それは「旗を掲げること」です。
カドを立てずバランスをとって及第点を取りにいくのではなく、
明確な方針つまりは「旗」を明確にすることが大事なのです。
考えてみれば当たり前の話ですが、「自分はこうしたい」と
主張しないことには応援のしようがありません。
折下、アルスホームにおいては新年度の経営方針の検討が始まります。
どのような旗を掲げるのか思案中です。
皆が明るい未来に向かう期待感が持てるような
明確な方針を打ち出していきたいと考えています。