アンカーボルト
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
今回のタイトルはアンカーボルトです。
通常は基礎などの構築物に対して部材を接合し、
その際に緊結する金属製接合金具のことを指します。
今回は、成長の分岐点を表す例えとして用いてみました。
普段仕事をしながら、社員によって
大きな差異を感じることがあります。
具体的には、壁を感じる人と感じない人がいます。
当たり前のことですが、壁を感じない人とは
コミュニケーションが非常に取りやすく
齟齬が発生しにくいという傾向が顕著です。
また、万が一齟齬があった場合でも修正が容易です。
壁を感じる人とは、その反対に齟齬が起きやすい傾向があります。
その分岐点となる原因は何か?
それはアンカーボルトの有無だと思います。
具体的に表現するならば、この会社で頑張っていこうという気持ちに
迷いがない状態がアンカーボルトが締まっているという状況にあたります。
このアンカーボルトの有無は
個々の判断に大きな違いを生むことになります。
例えば、何らかの障害が自身に起きたとします。
アンカーボルトが締まっていない人の場合は、
障害を避ける方法で解決を図ろうとします。
場合によっては、会社を変えるという選択をする人もいます。
反対に、しっかりとアンカーボルトが緊結している人は、
課題に置き換え、周囲とシェアして
乗り越える方向で解決を図ろうとします。
そのプロセスは更なる相互理解と信頼に結び付きます。
同じ状況にありながら、その思考と対応
その結果はまるで違うものとなります。
このアンカーボルトなるものの本質は何か?
それは、仕事や会社に対するコミットメントに他なりません。
さらに掘り下げてコミットメントの核にあるものは何か?
そこにあるのは、自分がこれまで仕事をしてきた中で
積み上げてきた自身への理解や信頼です。
心の奥底に根付いた他者からの承認とそこから芽生える自負は
自己実現に向けての強固な土台となります。
浮薄な転職がもてはやされる昨今。
今一度、働くとはどういうことなのか?
働きながら感じる幸せや満足感とは何なのか、
それぞれが考える時代なのではないかと思います。
さまざまな選択と目的があることは承知していますが、
割り切った職業観に触れると一抹の心許なさを感じます。
私どもアルスホームは、多様性の時代に相応しい
企業理念の実現、ES=CSを追求してまいります。