15歳の自分に訊く
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
つい先日、休日の朝に妻とテレビを見ながら
朝食を食べていました。
たまたま県内の高校の紹介をしている番組でした。
それは私の母校でした。
ちなみに私の母校は入学式を終えた後
それぞれの部活動紹介があります。
今からちょうど40年前の春になります。
多くの部活動紹介が行われる中、応援部の紹介がありました。
その高校で受け継がれている洗礼があるとも知らず・・・・
紹介の途中で応援団長が新入生を指名しました。
今でも鮮明に覚えています。
「4組22番。壇上に上がり給へ。」
なんとそれは私だったのです。
わけもわからず壇上に上がらされ、
古めかしい下駄を履くよう促されます。
赤い鼻緒だったのと異様に巨大な下駄だったことを覚えています。
何が起きているのか理解できず混乱しました。
私の記憶の奥に仕舞われたままになっていた
そんな40年前の微笑ましい出来事。
偶然目にしたその番組では40年前と変わらず
いまも受け継がれている洗礼の紹介をしていました。
そういう私は今年で55歳になります。
今から40年前の15歳の自分は明るい未来に
胸を膨らましていたことを思い出します。
そして、ふとこんなことが頭に思い浮かびました。
15歳の自分が55歳の自分を見て現在に至る過程を知り、
その評価を訊いたとしたら15歳の自分はどう答えるのだろう?
幸いながら自分の人生の説明をするにあたり
言い訳をしたり誤魔化す必要はなさそうです。
またそれを聴いた15歳の自分は落胆する様子でもなさそうです。
今も続く母校の伝統行事が15歳の自分と
55歳になる自分を引き合わせてくれました。
若き日の自分の期待を裏切らないよう
今後も真摯に歩みたいと思います。