相手にとっての真実
- 会長メッセージ
最終更新日:2025.03.04
相手にとっての真実
1+1=? という数式、答えは2と思いますよね。
でも例えばオレンジが1個100円だったとして、
2個セット150円で売っていたらどうでしょう。
個数は確かに2ですが、価格で考えるとは1.5なんですね。
自分では真理だと思っていることが、切り口の違いで、
自分の思いや考え=「自分にとっての真実」
でしかないときもあるのですね。
相手が自分の考えていたことと違う時、
そこに「相手にとっての真実」がそこにあります。
頭ごなしに「それは違う」というのではなく、
なぜ相手はこんなことを言うのだろう?と考え、
その答えの理由や背景を確認することで、
これまでの自分にはなかった思考や発想に出会えるかもしれません。
これは組織の中での上司・部下・同僚との関係性でも同じですし、
住まいづくりにおけるお客様と私たちの関係も同じことだと思います。
意見や想いがズレていたり、ぶつかったりした時は
「相手にとっての真実」が何なのか、を問い続けなければ
お互いの理解はできません。
人それぞれ考え方や価値観は違います。
自分の中の「真理」にこだわり、相手に押し付けるのではなく、
一人一人の多様な価値観、
一人一人が持っている「その人の真実」
を受け止められるように、
柔軟な心を持ち続けたいものですね。