原野 省三
アルスホーム株式会社
代表取締役会長
原野 省三

相手にとっての「真実」を感じる力

  • 会長メッセージ
最終更新日:2019.11.30

いつの間にか玄関先のドウダンツツジが紅葉していました。
周りの木々も少しずつ紅葉し始めています。
秋は着実に深まっていると感じるこの頃です。

「腑に落ちない」の反対の言葉に、「腹に落とす」というものがあります。
表面的にわかるのではなく、きちんと本質を理解・納得して自分のものにするということです。

しかし、人から言われただけでは決して腹には落ちません。
世間一般のマナーにしろ、社内の基本的なルールにしろ、
わかっているけどできない、やらないということは、深く理解・納得していないことの表れです。

当然のことながら、まずは言われた本人がきちんと深く考え、
理解しようと努力しなければ何も始まりません。
その上で、周りの仲間たちが理論的に、その意義や期待する成果、重要性
あるいはやってはいけない理由、その悪影響などについて、
きちんと説明してあげること、そしてその上できちんと実践させることが重要なのです。

本当に深く自分で理解しようと考え、また何度も反復することで、
コトの本質が見え、本当にその人の中に染み込んでいきます。
そして、自分自身が誰かにきちんと論理的にそのことを伝えることができた時、
本当に腹に落ちているといえるでしょう。

これを習慣化することはとても大切なことですが、とても難しいことでもあります。
その都度、あらゆることに対して腹に落とせるように考え、わからないことは聞き、
理解し、納得しながら進められているか・・・
身の回りのこと一つ一つが修行です。