客観的公平性
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
巷では新型肺炎の話題で持ちきりです。
かく言う私も、万全を期して予定していた出張を取り止めにしました。
早く収束してもらいたいものです。
さて、今回は「客観的公平性」というタイトルです。
私が常日頃、高く意識を持って留意していることです。
社内外を問わず様々な問題が起きるわけですが、
その際の対応において一番重要なのが「客観的公平性」です。
ある問題があり、当事者が二人いたとします。
私の経験上、二人の当事者にはそれぞれの主張があり、
それぞれの主張が噛み合わないことが普通です。
ここが大事なところですが、自分と見解の相違を起こしている相手にとっては
まさに「真実」だということです。
従って、見解が異なることに対して、相手を非難しても
相手にとっては自身が確信している「真実」を認めてもらえない結果になるので、
問題解決には至りません。
例えば、見解が異なる二人の主張を、それぞれ私が聴いたとします。
私の経験上、誤解を恐れず断言すると、大概の場合は
双方の主張はそれぞれ客観的な事実ではないことがほとんどです。
ですから、見解が異なり軋轢が生じている場合は、「客観的公平性」を基本に
自分から見た事実のみを双方にフィードバックするようにしています。
すると、大概の問題は、客観的な事実を双方が認識することによって、
正しい解決の方向性が見えてきます。
また、私自身が当事者であった場合でも、自分の主張とは別に
相手の主張を「客観的公平性」の視点で整理する様にしています。
要は、事実認識の際に自分のエゴを入れないことが大事です。
もっと簡単に言えば、「自分の意見が正しい」という「思い込み」を
止めることが重要です。
エゴは正しい認識を妨げ、問題を複雑化させ、解決から遠ざけます。
様々な人間関係の不和の原因は、このエゴにあります。
幸せな人生を送り、豊かな人間関係を求めるとしたら、
まさに、このエゴをコントロールする必要があります。
難しいのですが、エゴをコントロールし、客観的に公平に考えることができるようになると
すべての人間関係は好転します。
(心を健全に保つ工夫を記した本はたくさんあります)
私の今年の自分に課したテーマは「機嫌良く生きる」ことです。
すべての人に対して穏やかに、公平に観ることを心掛けたいと思います。