必ず通る道
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
段々と暖かくなってきましたが、巷は新型ウィルスの話で持ちきりです。
気を付けたいものです。
さて、今回は社内の研修を通じて気づいた点を記します。
我々アルスホームでは、入社5年までの若手を対象とした階層別研修を行なっています。
毎年受講し、ステップアップしていくというカリキュラムになっています。
その際に、ある年の受講を終了すると、次の受講者、つまりは自分の後輩達が
受講する際に、その講座を卒業した先輩として自身の振り返りを発表してもらいます。
これまで10数名の方に発表していただきました。
全員に共通するのが、「キツイ時期」があることです。
もっと具体的に言えば「会社を辞めたい」と考えた事があるということです。
中には現在進行中の方もいて、後輩の前で発表をしながら涙する人もいます。
しかし、何度か「キツイ時期」を乗り越え、20代後半に差し掛かる頃には、
仕事が楽しくなり自信に満ち溢れ、成長した姿になります。
研修に参加しながら、先輩として自信を持って発表する姿を見ると、
入社のプロセスに携わったものとしては、感極まります。
改めてそういうプロセスを目にすると、何事も楽をして
物事が成されることはないという原理原則に気付かされます。
スポーツの世界も同じで、何の苦労もせず、キツイとも感じずに
トップアスリートになることはあり得ません。
成し遂げたときに感極まって涙するのは、これまで辿ってきた
「キツイ時期」が報われたと感じるからではないでしょうか?
逆に言えば「キツイ時期」が現在進行中の方は、ブレークスルーの扉の前に
立っている状態と言えます。
本人にしてみれば、苦しくて、逃げ出したい想いだと思います。
逃げて一瞬楽になったとしても「逃げた」というマイナスの記憶が残るだけです。
(突破体験は何度か経験すると、突破する事が「習慣」になります)
昔から「艱難汝を玉にす」という格言があります。
乗り越えた先にこそ、明るい世界と自身の成長があります。