「感謝」

「おかげさま」という言葉にぴったりな記事だと思います。
元々は神様仏様の陰でその庇護を受けることを指す言葉だそうですが、
今は「感謝」の言葉として使われるものです。
自分ひとりの力では到底できなかった、ここまでこれなかった、という
感謝の気持ちが表されていますね。

今の自分があるのは、その時その時に関わってくれた人たちの協力や応援、
そしてその時の状況や環境といったものの積み重ねによるもの。
艱難辛苦を乗り越えた経験も、順風満帆にうまくいった経験も、
自分ひとりの力によるものではありません。

しかしそんなことを、日常で強く意識している人は少ないのではないでしょうか。
これまでの自分を振り返ることがなければ、
あまりにも「当たり前」として受け止め、「感謝の気持ち」を忘れてしまいがちです。
それだけでなく、自分のエゴにとらわれ、
他責にしたり、怒りややっかみ、恨みを抱いてしまったり・・・。
気を付けていたとしても、つい自分のエゴをコントロールすることができなることもあります。

私の心の師匠、田坂広志氏の著書に「感謝はすべてを癒す」という言葉があります。
この言葉、初めて目にしたときはものすごく心に響きました。
それ以来、これまで以上に感謝ということを意識するようにしています。

「感謝」と「おかげさま」
どんなことがあっても、意識しなくても常に誰にでも、何に対しても感謝できる。
そんな境地に達することができたらよいのですが。