危機管理の実践
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
相変わらず、新型肺炎が蔓延し、危機的な状況を迎えています。
ここは慎重に行動し、出来るだけ感染リスクを避けましょう。
さて、今回は危機管理について考えてみたいと思います。
私は経営者ですので、会社の危機管理に率先して取り組む立場にあります。
今回の新型肺炎を振り返ってみると、1月下旬に沖縄への出張を計画していたのですが、
これについては1月中旬に見送りを決定しました。
また、同様の時期に社員旅行の見送りも決定した次第です。
その時の状況は、「昨年から中国で新型肺炎がかなり広まっているようだ」
との情報が流れ始め、日本における感染者は出るか、出ないかというタイミングで、
欧米人に至ってはアジアの出来事で無関心という状況でした。
従って、当時の一般的な感覚としては、「中止まで考えなくても良いのでは?」
という状況であったと推察されます。
しかしながら、それ以降の現在に至る状況は、杞憂に終わることなく
全て悲劇的な現実となり、さらに一層加速し始めています。
危機管理の基本は「慎重すぎるほどに準備をした上で楽観的に構える」ことが基本です。
この原則に則り今後も準備をしたいと思います。
今回の危機は、人と物が世界的に止まるという前代未聞の危機にあります。
従って、強い言い方になり恐縮ですが、会社も個人もこれまでに経験したことがない
「過酷な状況」に陥ることが想定されます。
当然、私はその状況を見据えて会社としての対応を準備をする訳ですが、
皆さん一人一人は具体的にはどう準備されますか?
罹患のリスクを避け、衛生の保持に努めることは勿論ですが、
具体的な危機管理計画をたてられてはどうかと思います。
具体的には、感染防止策として自分のルールをどう設定するか?
また、万が一自分や家族が罹患した場合はどうなるのか?
どの医者や機関に連絡を取るのか?
当然、家族は濃厚接触者として外出禁止の観察待機下に置かれます。
そうなった場合、日常物資の入手をどうするのか?
また、会社が休業体制に入った場合、金銭含めどう暮していくのか?
他にも細目に渡り、検討すべきことはたくさんあります。
特に日本人は平和ボケして、危機管理については世界に比べて
非常に劣っていると言われます。
過去にない危機を目前にしている今、決して他人事ではなく、
もっと強く言えば、会社や役所頼みにして安心せず、
自分なりの危機管理について具体化しておくことをお勧めします。
事前の想定の有無が、万が一の際の対応スピードや結果を大きく左右します。
今回を機に一人一人が危機管理を実践、準備されることを強くお勧めします。