山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

危機管理の実践

  • 社長メッセージ
最終更新日:2020.04.11

皆さんこんにちは。

相変わらず、新型肺炎が蔓延し、危機的な状況を迎えています。
ここは慎重に行動し、出来るだけ感染リスクを避けましょう。

さて、今回は危機管理について考えてみたいと思います。

私は経営者ですので、会社の危機管理に率先して取り組む立場にあります。

今回の新型肺炎を振り返ってみると、1月下旬に沖縄への出張を計画していたのですが、
これについては1月中旬に見送りを決定しました。


また、同様の時期に社員旅行の見送りも決定した次第です。

その時の状況は、「昨年から中国で新型肺炎がかなり広まっているようだ」
との情報が流れ始め、日本における感染者は出るか、出ないかというタイミングで、
欧米人に至ってはアジアの出来事で無関心という状況でした。


従って、当時の一般的な感覚としては、「中止まで考えなくても良いのでは?」
という状況であったと推察されます。

しかしながら、それ以降の現在に至る状況は、杞憂に終わることなく
全て悲劇的な現実となり、さらに一層加速し始めています。

危機管理の基本は「慎重すぎるほどに準備をした上で楽観的に構える」ことが基本です。
この原則に則り今後も準備をしたいと思います。


今回の危機は、人と物が世界的に止まるという前代未聞の危機にあります。

従って、強い言い方になり恐縮ですが、会社も個人もこれまでに経験したことがない
「過酷な状況」に陥ることが想定されます。


当然、私はその状況を見据えて会社としての対応を準備をする訳ですが、
皆さん一人一人は具体的にはどう準備されますか?

罹患のリスクを避け、衛生の保持に努めることは勿論ですが、
具体的な危機管理計画をたてられてはどうかと思います。

具体的には、感染防止策として自分のルールをどう設定するか?

また、万が一自分や家族が罹患した場合はどうなるのか?
どの医者や機関に連絡を取るのか?

当然、家族は濃厚接触者として外出禁止の観察待機下に置かれます。
そうなった場合、日常物資の入手をどうするのか?

また、会社が休業体制に入った場合、金銭含めどう暮していくのか?

他にも細目に渡り、検討すべきことはたくさんあります。

特に日本人は平和ボケして、危機管理については世界に比べて
非常に劣っていると言われます。

過去にない危機を目前にしている今、決して他人事ではなく、
もっと強く言えば、会社や役所頼みにして安心せず、
自分なりの危機管理について具体化しておくことをお勧めします。



事前の想定の有無が、万が一の際の対応スピードや結果を大きく左右します。

今回を機に一人一人が危機管理を実践、準備されることを強くお勧めします。