他責と自責
- 会長メッセージ
最終更新日:2020.09.27
他責と自責
人は誰でも失敗します。失敗しない人なんていないでしょう。
でも、その失敗をその後に活かせる人と活かせない人がいます。
失敗を活かせない人、それはいつも自分が正しいと思い込んでいる人ではないでしょうか。
常に自分は正しく、悪いのはみんな他の誰かなのですから、
自分を変える必要性など考えることもないでしょう。
相手、上司、周りのみんな、あるいは商品や仕組み、
制度やルール、社会、政府、環境・・・
何かのせいにしようと思えば、きりがありません。
いつも失敗を他責にしたところで、失敗したことが解決するわけではありませんし、
それ以降も何も変わらず、同じような失敗を繰り返すだけなのではないでしょうか。
そしてそうすることで、自分自身も成長しない・・・。
とどのつまり、自責でモノを考えるしかないのです。
失敗したのはなぜか。どこで失敗したのか。どうすれば失敗しなかったのか・・・
自分自身に問いかけ、これまでの経緯を反芻しながら、
自分自身の中で仮説・検証を繰り返し、
「最善の対処はきっとこうだった」
という自分自身における確信できたものにたどり着き、
次の機会に活かせるようにしておくことこそ、
失敗を活かすことなのではないでしょうか。
自責でモノを捉える。
それは自分にとって、とても辛いことですし、避けたい気持ちになることもよくわかります。
それでも、そのように考えることでしか人は成長できないのではないか、と思うのです。
私自身の自戒の言葉でもあるのですが。