山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

昇進の条件

  • 社長メッセージ
最終更新日:2020.10.24

皆さんこんにちは。

来週はさらに秋が深まり、紅葉シーズンの到来です。
私は、11月上旬に岐阜方面に紅葉狩りの予定を立てています。

さて、今回は「昇進」について取り上げてみます。

これまで、あまり取り上げてこなかったテーマです。

というのもつい先日、ある社員から自分自身の昇進の可能性の
有無について問われた機会がありました。

その人にとっては、自身が今後どう処遇されていくのか不安、不満に
感じていたようです。他にも同じような人がいると推察されます。

結論から言えば、出世意欲のない人は別にして全ての人に等しく
昇進のチャンスが与えられています。


そこで大事なポイントが一つあるのですが、そのチャンスが
与えられるのは、「いずれ」ではなく「今」であるということです。

当たり前のことですが、今、与えられている職務に集中して良いパフォーマンスを
出さない限り与えられているチャンスを形には出来ません。


しかしながら、多くの人はこの当たり前の原則を忘れて、
「自分にいつになったらチャンスがくるのか?」という不満や不安が
先に立って、今の職務に集中できないという状況に陥ります。

人によってはそのストレスを周囲に表出する人もいます。

また、人によっては他の会社の方が自分を評価してくれるのでは?
などと考えてしまうこともあるようです。

そんな風に考えて今の職務に集中できない人が、どこであれ良い評価を
得られるわけがありません。


客観的に考えれば当たり前の話です。


もう一つ、大事なポイントがあります。


それは、昇進というのは自分以外の他人が決めるという事実です。
自分でいくら昇進したくても自分の意思でコマを進めることはできないのです。

もっと具体的に言えば、与えられた職務で自身が良いパフォーマンスを実現しつつ、
上司や後輩にとって「なくてはならない人」にならなければ
なりません。

「あいつがいて助かっているよ」
「あんな先輩みたいになりたいです」

そういった周囲の評価を得られない限り昇進しないのです。

簡単に言ってしまえば、組織において良きフォロワーになって
チームにとり必要な人材にならない限り昇進できないのです。


また、自身が良きフォロワーになるという経験をしない限り、
万一、昇進したとしても良きチームを作ることはできません。

自分の部下に正しいものの考え方と組織への貢献を、具体的に判るように
求めることができないからです。



「今チャンスを与えられているという認識の有無」

「自分のことのみならずチームに対する貢献に心を砕いているか?」


(チームビルディングという組織運営スキルが今後、一層重要です。)

意欲ある諸君は、その点をセルフチェックしてみて下さい。

この二つのことを肝に銘じ仕事に取り組んでいれば、望みは実現します。
私の知る限り、神様は公平だし、世間様はそんな人を放っておくほど
阿呆
ではありません。

私自身がこれまで歩み、経験してきた紛れもない真実です。

日々を誠実に務め、望みを手に入れよう。