原野 省三
アルスホーム株式会社
代表取締役会長
原野 省三

モノの見方・考え方

  • 会長メッセージ
最終更新日:2020.11.04


モノの見方・考え方

哲学教師と教え子、料理と味覚といった表現ですが、
これは親と子、上司と部下というような関係で、教育や指導、アドバイスによって、
思考の切り口や視点の違いを気づかせ、多角的なモノの見方・考え方を身につけさせる、
ということなのでしょう。

複数の切り口から、モノを見、考えるということは、そのモノの本質を理解する、ということに
直結しますから、本当に大事なことだと思います。
どこかの一面だけを捉えて、その全てを理解したつもりになってしまう事もよくあること。
これは若い人に限ったことではありません。むしろ年や経験を積んだ人ほど、
自分の偏った考え方に固執してしまうことも多いのではないでしょうか。

柔軟なものの見方、考え方ができないと、自分の固定化した思考や視野狭窄から抜け出せません。
新しい発見ができず、その本質にも迫れないのだと思うのです。

特に人に対しては、ほんのわずかな部分だけを見て、
「こういう人だ」とレッテルを貼ってしまったり、色眼鏡で見てしまったり・・・。
そしてずっとそのレッテルや思い込みに囚われ、違った切り口で相手を見ようともせず、
その本当の姿を知ることができなくなってしまうことになってしまうのではないでしょうか。

モノでも人でも、より多く接することで、見る角度が変わり、これまでとは違う面を
発見することができるのだと思います。
自分の視座を変え、子どもや部下、あるいは親、上司という相手の目線でモノを見、考えること。
そうする事で、その本質が少しずつ見えてくるようになり、
自分自身のモノの見方・考え方もまた厚みを増していくことでしょう。

自分自身の考え方を検証してみるという意味でも、様々なこと、周りの人たちへの見方・考え方を
少し変えてみてはいかがでしょうか。
新しい発見が待っているかもしれませんよ。