新しい暮らし
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
来週あたりから寒くなりそうです。
タイヤの交換などは早めに準備しておきたいですね。
ところで、現在我が社ではテレワークの実証実験を全社的に行っています。
これまでは、一部業務のみテレワークを実施していたのですが、
昨今の情勢を鑑み、全社的に実証実験に入った次第です。
このコロナ禍において我々の暮らしは大きく変わりました。
元来、住まいというのはプライベートな性質が強く、
社会生活を終えてから帰り、疲れを癒す場所でした。
しかしながら、今回のコロナ禍においては、子供の学校が休校になり、
大人もオンラインでの仕事が要請される事態になりました。
つまり、家族が全員、一日中家にいる状況になった訳です。
しかしながら、これまでの住まいは、毎日、24時間、長期にわたり
家族全員が共に過ごす前提では計画されていませんでした。
従って、スペースが不十分であったり、在宅ワークに伴うインフラや
リモート環境における音の問題などが出てきているようです。
そこで、新たな環境下においてどのような住まいが求められるのか
考えてみました。
まず、衛生やキッチン機能と収納量の強化です。
ありとあらゆる設備はタッチレスや抗菌への対応が進むと考えられます。
帰ってすぐの手洗いも習慣化するため、水回りはより玄関の近くに
配置されると思います。
また、消費の買い溜め傾向が加速すると同時に、これまでの外での食事も
大半が家に移行するので、キッチン機能とその収納量強化は必然です。
家族全員で食事の準備をしたり、入れ替わり立ち替わり
キッチンを使用するシーンはかなり増えるでしょう。
次にオンタイムへの対応強化が必須です。
具体的には、夫婦それぞれが仕事をし、子供もオンラインで
学習することができる機能が必要です。
それぞれの執務・学習スペースを確保することは勿論ですが、
会議やミーティングを行う際の音が漏れにくい配慮も必要です。
加えて、通信機器の拡充とネットワーク強化が必要です。
我が家も4月以降、通信データー量が急増したので、回線容量を
大幅に引き上げ、ルーター等も入れ替えざるを得ませんでした。
最後に、オフタイムへの対応も合わせて強化したいところです。
家の中でフォーマルな時間を過ごすことはこれまでほとんど
ありませんでした。住まいはプライベートな空間であり、
リラックスすることを主眼に設計された場所だったからです。
そこに、大幅に時間と人数が増える形で、仕事や学習という
オンタイムの時間が同時に家に持ち込まれる形になりました。
したがって、仕事や学習の合間にどうやって息抜きをするか?
また、休みの日も家族でどう寛いで英気を養うのか?というテーマは
これまで以上に重要な課題になると思われます。
具体的には、エクステリアの活用度向上と室内側への取り込みが
これまでより一層充実させる必要があります。
また、ご家族によってはトレーニングスペースなども
ご所望されるかもしれません。
いずれにせよ、ニューノーマルの暮らしにおいては、家そのものの
「器」としてのマルチファンクション機能の充実が急務です。
今は、コロナ禍において経済が疲弊しピンチですが、我々住宅事業者
にとっては商機であり、ニューノーマルにおける新たな暮らしに対する
回答が求められているのです。
「新しい暮らしを提案しよう」
とアルスホーム企業理念2章1項にあります。
企業理念通り、新しい暮らしを模索し続け、提案して参ります。