今年の一字
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
今年も早や一年が終わろうとしています。
毎年のことですが、あっという間の一年でした。
そこで、今回は自分の一年を振り返り、どのような一字になるのか
考えてみました。毎年清水寺の貫主が書くアレです。
いろいろな漢字が候補として浮かびましたが、
一番フィットしたのはこの一字です。
それは「離」という一字です。
理由や背景はいくつかあります。
まず一つ目は今なお拡大が続くコロナ禍です。
感染症に恐怖を感じるのは初めてのことで、まさに世界がこの
ウィルスに翻弄され続けています。
私自身を振り返ってみても、ソーシャルディスタンスの実践はもとより、
これまで仕事の大きなウェイトを占めていた出張や会食の類は
全て無くなりました。これまでなぜやっていたのか不思議に思うほどです。
これまでの当たり前と考えていた数々の習慣から離れた一年でした。
二つ目の理由は家族の成長に伴う家族の距離感の変化です。
子供も大きくなり、特に長男は自動車免許を取得してから行動範囲が拡がり、
親に頼ることなく過ごす時間が飛躍的に増えました。
次男は年が改まると受験生となり、現時点では首都圏の大学を希望しているようです。
我々夫婦の間でも子育ての時期が終わりつつあると意識するようになりました。
そうした中、私も50歳という節目の年を迎え、様々な出来事があって
これまでの人生観が大きく変わった一年でもありました。
そこでたまたま良いお話を頂いたので、仕事用の拠点として
会社に程近い住居を購入し新しい暮らしを始めました。
今年になって初めて家族の一人一人が自立して生活を始める
段階に入ったことを強く意識するようになった一年でした。
三つ目の理由は会社における新たなチャレンジです。
社内でこれまで温めてきたアイディアをいよいよ実行に移すことができました。
結果はこれからという段階ですが、新たなチャレンジは当初考えていたものより
より膨らみ新年度に向けた課題として鮮明化しつつあります。
これまでの延長線の取り組みではなく、螺旋的発展、まさしく「離」という
一字が相応しい、次元を一つ上げることができた一年でもありました。
一年を通じて振り回されたコロナ禍ではありますが、
アルスホームにとってのニューノーマルが見えつつあります。
(一度使ったアマビエ様の画像です。来年は災厄が落ち着くといいですね)
そんな訳で「離」という一字を選んでみました。
新たな年を前に澄み切った心境でいる自分がいます。
新しい年が皆さんにとって健やかで良い一年でありますように。
このブログもって今年の最終稿とします。
お付き合い頂きありがとうございました。