自分を正しく知る
- 社長メッセージ
最終更新日:2021.01.23
皆さんこんにちは。
2週間前の寒波に伴う大雪の影響がようやく収まってきました。
私の住まいの前を走る空港線も、今朝やっと拡幅除雪が入り
2車線となりました。慢性的な渋滞が解消することに期待しております。
さて、今回は研修を運営していて気づいたことを記します。
我々アルスホームでは階層別研修を行っていまして、昨年までは
私も参加していたのですが、今年より運営改善の一環で研修報告を
マネージャーから受ける形に切り替えました。
そこで、さまざまな社員の評価を聞くのですが、当たり前ですが
一人一様で、強みや弱み、性格など皆異なっています。
私自身も過去数年にわたって研修に参加してきたので理解しているのですが、
ある事実に出会った時に、自分とは全く異なる受け止め方をしたり、
選択する対応手段が大きく異なるのには毎回驚かされました。
事実は一つにも関わらず、知覚の仕方とそれを元に選択した判断がそれぞれ
異なっているので、導かれる回答(アクション)はまるで別ということが
往々にして起きるのです。
まさしく一人一様と言ってしまえばそれまでですが、仕事という
観点においては個人の特性に任せていては、安定した成果を残すことは
できません。
すると、個人個人の特性を踏まえつつ、標準的な判断や行動に
修正もしくは補完するプロセスが必要になります。
そこで、ミーティングや面談が必要になるわけです。
したがって、良いパフォーマンスを実現しようと思うならば、
その人の特性を正しく知るということと、期待するパフォーマンス
を出すために正しいインプットを行い補完することが重要です。
数学的に捉えて公式で表現すると、
正しい特性認識+正しい補正値・補完値=望むパフォーマンス
というところでしょうか?
いずれにせよ、上司であれ社員であれ、自分や相手の傾向を
正しく認識することが重要です。
かつてSPIなるものを受けて、私自身の特性を診断したことがありました。
そこにはたくさんの特性が分類され、記されており
結果は自己認識と大きくズレてはいなかったのですが、ただ一点、
「高揚性」という項目であまり感情を表に出さないタイプと
評価(2Σゾーン)され、自分としては意外で驚きました。
それ以降、自分はそういう傾向があるのだと認識して、
意識的に自分の思いや理由を伝えるようにしています。
自分のことは自分でよく解っていると考えがちですが、
自分の性格特性や知覚のクセなどは、意外と正しく見えていない
ことが多々あります。
したがって、自分自身が望むパフォーマンスを実現するとしたら、
自分自身を何よりも正しく認識することが肝要です。
それには、SPIなどの結果を参考にしてもいいし、上司や同僚から
自身の特徴についてフィードバックを受けるのも有効です。
(自分が持っているレンズ=知覚・思考の癖を知りましょう)
折しも、新年を迎え1月ですし、もうしばらくすると新年度が始まります。
この機会に正しく自分を知るということに取り組んでみてはいかがでしょう?
そうした多面的な評価を受け入れて、正しく自分を認識して、
それを踏まえて判断、行動することが良い結果へ繋がります。
「自分を正しく知る」
成功の第一歩であり、なかなか難しいテーマです。