原野 省三
アルスホーム株式会社
代表取締役会長
原野 省三

共感

  • 会長メッセージ
最終更新日:2021.02.24


共感

住まいをつくるという仕事も同じだと思います。

住まいづくりは、お客様との対話を積み重ねがとても重要だと考えています。
ご家族のこれまでの暮らしに詰まっている暮らしの考え方や生き方、
人生観や仕事観、将来への夢や希望などとともに、
暮らしの周りにある、地域文化や習慣、風習、環境など様々な要素を
私たちがしっかりと受け止め、理解し、お客様と共有、共感しあうこと。

そして、最も大事なことは、そのご家族も気づいていない程の奥底に眠っている、
このご家族が生きていく中で「最も大事にしたいこと」を探り当てること。
それが住まいづくりの「核」となるものだと思うからです。

お客様であるご家族の暮らしを頭の中で、完全とはいかないまでも、
ある程度疑似体験できるほどになれば、
ご家族への共感の度合いはかなり深いものになるでしょうし、
非常に近い距離感で寄り添ってモノを捉えることができ、
より良いご提案ができるでしょう。

それを可能にするためには、私たちは数多くのお客様の暮らしを経験するしかありません。
お客様の住まいづくりを通しての疑似体験。
住まいができ、その後の実際の暮らしがどうなのかの検証。
これらを繰り返すことで、その地域、その家族、一つ一つの暮らしを深く理解することができ、
次の「新しい暮らし」の提案につながると思うのです。

暮らしを知る、そして、暮らしをカタチにする、ということは
やっぱり奥が深いものだと改めて実感しますね。