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- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
今日は3月27日(土)です。私どもアルスホームにおいても
年度末を迎え、毎年恒例の多忙な毎日を送っております。
さて、私の方は新年度計画がほぼ完成し
後は発表の最終仕上げを残しているところです。
そんな折にある新聞記事が目に止まりました。
それは、都心部でのオフィス賃料の下落と空室率の上昇
についての記事です。
皆さんもご存知の通り、首都圏を中心にリーモートワークが進み、
業種によっては全く出社しない会社もあるようです。
また、2年ほど前に本社オフィスを持たないIT企業があることを
とある研修の中で紹介頂きました。
その会社では実際に全国に40名程度の社員がいて、常に
ネットワークを介してコミュニケーションを取りながら
仕事をしていました。
そして実際に会うのは1年に1回の行事のみだそうです。
当時、日本全国に散らばって仕事をしている姿を知り、
驚いた覚えがあります。
コロナ禍以降、世の中の大きく変わりゆく風潮を見ていると、
ある疑問が湧いてきました。
それは、
「会社という社屋や組織が存在しなければならない必要は
どこにあるのか?」という疑問です。
一昔前は、朝礼をしたり会議をしたり、まさに物理的に集合し、
時間を共有して協同するために会社という社屋と組織がありました。
しかし、コロナ禍で明確になったのは、単純な作業や手順が明らかな
仕事の場合、集合する必要がないという事です。
反対にオンラインでは不充分な業務としては、詰めた面談や会議、
意見交換しながらクリエイトする創発的なミーティングがあります。
そう考えると、およそ既存のワークはオンラインに移行し、
体感や直観が必要な業務は集まって仕事をする形になろうかと思います。
また、大半の仕事がオンラインを介して仕事をするとなると、
目に見えない価値観の共有や繋がりを感じる工夫が重要になります。
従って、今後の新しい仕事の仕方として、既存のワークは会社以外で
行われることが増えると同時に、可視化できる成果を中心に評価する
方向性が強まると思われます。
また、コアな付加価値を生む創造的な仕事と、それを受けての
ワークを受け持つ人の二極化も進むと思います。
そう考えると、オフィスはごく一部の人だけが出社し、多数の社員は
決まった日だけ出社するスタイルになると思われます。
受け持つ仕事の二極化と働く場所の多様化が急速に進むと同時に
理念やコアバリューを強くシェアーすることが求められます。
(とある都心のカフェのようなオフィスです。4年前の写真です)
年度末を迎え、これからのオフィススタイルと働き方の大きな変革
を前にアルスホームではどうあるべきか思案しています。