新入社員研修
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
4月に入り早咲きの桜も散り終わりです。
次に落葉樹が芽吹く若葉の時期に入ります。
(けやき通りの若葉です。爽やかな季節の始まりです)
ところで、各会社では新入社員が入社し
研修が始まっている頃だと思います。
毎年のことですが、彼らのフレッシュな姿を見るにつけ
気持ちが引き締まる思いです。
今回は、彼らの研修に何が必要なのかという話ではなく、
彼らを迎え研修する立場の我々は何をすべきなのかを考えてみます。
まず最初に教える側の研修コンテンツの再確認です。
毎年少しづつ取り巻く環境と入社する社員の背景は
移ろっていきます。
従って、何度も焼き直して漫然と同じことを話すだけでは
どんどん陳腐化し研修コンテンツとして用をなさなくなります。
そのため、教える側の立場としては、受け持つ研修の中身が
現在にフィットし有効であるかを細かく確認する必要があります。
真剣に研修に臨む新入社員に対する必要最低限の準備です。
次に大事なのが彼らから学ぶことです。
何かを紐解いて学ぶことも大事なのですが、新入社員の
彼らから学ぶことがとても大事です。
自分も気がつくと、彼ら新入社員は自分の子供と同じくらいの
年齢です。自分も同じ頃は親の世代は古臭いと感じていました。
今になって気付くのですが、その構図は世の常なのです。
つまり、新入社員は「新人類」であり、彼らからみた場合、
我々は「旧人類」なのです。その現実を受け入れる必要があります。
毎年彼らを見ていて、物事の捉え方や感じ方が我々の世代と
全く異なることにいつも驚かされます。
上から目線で教えるだけでは全く不充分で、彼らからその世代の
価値観を学び、知ることはこれから一緒に仕事をする上でとても重要なことです。
今年の新入社員は・・と断ずるのではなく、今の若人に興味を持って
自分が知らないことを教えてくれる存在であることを念頭に置いて
謙虚に接するべきです。
最後に重要なことが、自分自身の原点への回帰と確認です。
私も仕事を始めて30年弱が過ぎました。
仕事の中身やポジションは変わりましたが、必ず毎年新入社員が
入ってくるこの時期に自分に問いかけることにしています。
「常に新しいことにチャレンジしているか?」
「これから成し遂げるモチベーションに溢れているか?」
「何事もやり遂げるまで徹底する覚悟で取り組んでいるか?」
お陰様で彼らから大きなパワーを頂くことによって
自身のスタートアップと変わらず今も仕事に向かえています。
新入社員研修は、面倒で自分の時間割をこなすだけの研修ではないのです。
正しく教える我々が一番学ぶことができ、新たな鋭気を養うことができる
貴重な機会なのです。
彼らに感謝して一生懸命務め、お互いに成長していこう。