山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

反省の要諦

  • 社長メッセージ
最終更新日:2021.05.08

皆さんこんにちは。

GWが終わり立夏も過ぎ、これから夏に向かいます。
爽やかな季節が短く残念です。

さて、今回は自己実現に向かうプロセスの最終版を記します。

これまでの経緯は、
前々回ブログ「起点はあるか?」、前回ブログ「習慣を積み上げる」
をご確認ください。

「起点はあるか?」ブログはこちら
「習慣を積み上げる」ブログはこちら

これまで自己実現に向かうためのグランドルールや正しい行動習慣
について記しましたが、そうは言っても毎日の現実は失敗の連続です。


これらの日常的な失敗を振り返ることによって将来の成功確率
が高まるのですが、その「反省」のポイントについて記します。


まず、正しく反省するためには、「客観的な事実」と「相手にとっての真実」
の両方を静かに見つめ、受け入れる必要があります。


間違っても自分が信じて疑わない「自分にとっての真実」を前提に
振り返っては反省になりません。相手に非があるというだけで終わります。

客観的な事実は何であったかを整理することによって、
基本的な正しい対処方法を選択できる確率が高まります。

また、相手にとっての真実に目を向けることができれば、
自分にとっての真実と相手にとっての真実の一致点と不一致点を
整理整頓することができます。

それによりお互いの一致点を最大化させる改善策を考えることができます。


次のポイントは「具体的な行動」にフォーカスして反省することが必要です。

うまくいかなかった失敗を振り返る際、残念な気持ちにもなりますし
自信も喪失しがちです。従って、そういう状況で反省すると
概念的
になったり精神論な反省に終始します。

しかしながら、そういう反省は未来に向かって生産的ではない
ことが多いですし、自己否定につながることが多いのです。

未来に向かってパフォーマンス確度を上げるには、ある状況に対する
自分の行動様式を変えなければ結果は変わらないのです。

従って、客観的な事実に対して「どの部分の行動を変える必要があったか?」
もしくは「どの行動を変えればより良い結果につながったのか?」という
行動様式にフォーカスした反省が重要になります。


最後の重要点は「プラスのストロークで終える」ということです。

自分に対しても他人に対してもプラス視点で物事を捉えるのは
仕事のみならず生きていく上で重要な思考習慣です。

「できなかった」と自分を罰するのではなく「新たにできた」部分を
見いだし、次回に向けて反省点はあるものの頑張っている自分を
褒めてあげるのです。「そうは言っても頑張っているぞ」と。

他人も同様です。

「ダメじゃないか」と言われるより「頑張っているね。
ここをもう少しこう工夫するともっと良くなると思うよ」と
言われた方が、前向きに取り組めるものです。

そして常に「ありがとう」と感謝を口にすることです。

プラスの表現を心がけることによって自分も他人も
元気になり良好な関係が築けます。

正しい反省ができるようになれば、当然、結果も変わってきますし、
他人の評価も改善します。そして何より健全な精神状況を維持できます。

相手が悪い、許せない、自分もダメでは明るい未来が見えるはずもありません。


(心を整え、私心や雑念なく振り返りを行うことが大事です)

皆さんもこれらの点をチェックしてみてください。

かく言う私もまだまだ不充分だと反省の日々を過ごしております。
皆で明るい将来に向かう流れを作っていきましょう。