「仕事に喜びはありません」
- 会長メッセージ
最終更新日:2021.10.23
まさにデザイナーとしての矜持。
「喜びはない」と言い切れる強烈なプロ意識が感じられます。
一流のクリエイターにとって、どの作品も100点というものはありません。
湧き出るアイデアを次々と作品に落とし込み、具現化していく。
そんな際限ない創作意欲が、自己満足など許さないのです。
日常、「これくらいでいいか・・・」「こんなもんでしょ」
なんて言葉をよく耳にします。
でも、そこにはプロ意識などないと思いませんか?
そしてそれは、その人の仕事やサービスから、相手に伝わってしまうもの。
お客様もそのあたりはとても敏感に感じ取られます。
だからこそ、私達は今の自分の精一杯を常にお客様にご提案しなければならないのです。
田坂広志氏の「今を生き切る」という言葉そのものなのです。
お客様の暮らしと住まいについて一所懸命に考え、これがベストだと思った建物も、
それが完成した後で、
「ああすればもっとよかった」「ここはこうすることもできた」
と反省するところはいくつもあります。
この振り返りを1件ごとに忠実に行っていきながら、
その気付き・アイデアは次の作品作りにしっかり活かしていくことが大切なのでは・・・
とはいえ、なかなかストイックに徹しきれない私達がいます。
プロフェッショナルの道は厳しいものですが、
それでも、その一瞬一瞬は全力を尽くして行きたいと思います。