山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

突破口

  • 社長メッセージ
最終更新日:2022.01.15

皆さんこんにちは。


予報通り雪の多いシーズンになりました。

さて、年が明けて業務が開始してから10日が過ぎました。

この10日間で新たな気づきを得ることができました。

6日の仕事始めにオンラインで経営方針を発表し、その後
速やかに、毎年実施しているモラールサーベイを実施しました。

そのサーベイの結果が早速返ってきました。

結果は概ね良好で、大きな悩ましい問題はなさそうです。
答えてくれた社員のためにも改善策を今後検討して参ります。

本日のブログはそのサーベイの結果そのものではなく、あることに対して
不思議に思い考えていたところ、大きな課題を見出すことができました。

今まで見えていなかった課題に気づくのは嬉しいものです。

サーベイの社員のコメントをつぶさに見ていくと、その大半が正しく
伝わっていないことに起因していることに気づきました。

ではなぜ、正しく伝わらないのか?

ちなみに、普段私が仕事をする中でやり取りをする人々、具体的には
部門長や役員となりますが、正しく伝わっていなかったということは
まずあり得ません。皆無です。

万が一、ズレ感や不安を感じた場合は日をまたいでも細部の
確認を行い、齟齬がないことを双方で確認することが常です。

しかしながら、支店長以下のレイヤーでは「聞いた、聞かない」、
「意図や真意が解らない」ということが頻発します。

なぜそのような齟齬が生まれるのか?

それは、まず第一に集中力に大きな差があるのです。

私と直接仕事の話をする人は基本的に少数ですし、社長である私の
話を気を抜いて適当に聞く人はいません。

私もこれまでの修行のおかげで、ほんのわずかな行き違いを
見逃すことはありません。

しかしながら、普段実務をしているレイヤーでは齟齬が頻発します。

彼らも手を抜いている訳では無いのですが、結果的には集中した
情報のやり取りや確認が行われていないのです。

次に、なぜ集中したやり取りができないのか?

受け手の若手の社員の力の弱さを取り上げても問題解決になりません。
情報を伝える上司の集中力に問題があるのです。

その集中力の弱さに潜む真の問題は何か?

それは「経営マインド」です。

何があっても自分の責任という自覚や、自分の判断如何で企業業績が
決定するという緊張感や責任感が人に対する集中力を高めるのです。

現実には、社員としては部門長が上司として存在し、さらにその上に役員が
いるので「すべて起きることは自分の責任」と考えるのは難しいかと思います。

希薄な意識は、ごくわずかな細部の、時には目で見えない「揺れ動き」を見逃します。

今回のサーベイから大きな気づきを得ました。

組織の各階層でいかに「経営マインド」を醸成するのか?

具体策はこれからですが課題が見えれば何らかの対策はできます。

サーベイで示された社員のニーズに応えつつも、もう一段成長する
には通らなければならない突破口を見つけた思いです。

新年早々、新たなインスパイアを頂きました。