山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

段取り八分

  • 社長メッセージ
最終更新日:2022.01.22

皆さんこんにちは。


大寒を迎え一年で一番寒い時期ですね。
大雪とならないことを願っております。

さて、今回のブログのタイトルは「段取り八分」です。

昔からよく聞く古典的な言葉です。

しかしながら、仕事の基本として改めてシェアしたくこのタイトルを選びました。

そのきっかけは体操の内村航平選手の引退会見の中で発せられた言葉です。

「世界で一番の練習がしんどくなった」

オリンピックを連覇した世界ナンバーワンの選手だけに
その言葉の重みをひしひしと感じました。

そして、我々がよく考えなければならないのが、これほどまでの天才でも
自分のパフォーマンスの裏付けとして「世界一の練習」を挙げたことです。

私は彼と比べるような才能や実績はありませんが、自分がこれまで
取り組んできた仕事においては入念な準備を心がけているので、
彼の言葉に非常に感銘を受けました。

そこでブログタイトルの言葉「段取り八分」です。

これは段取り、すなわち仕事の下準備がしっかり終わることが
できれば仕事の8割が終わったようなものという意味です。

もっと具体的に掘り下げてみると仕事のアジェンダの明確化、
押さえるポイント、それを伝えるトークやツールの準備、想定外の想定、
これらを事前に入念に準備することが「八分」、すなわち下準備です。

では残りの二分は何なのか?

観察とフィッティングです。

観察はお客様の表情や心の揺れ動きを言動から漏らさずキャッチすることです。

そして、その観察から得たお客様のニーズに対してフィッティングを行います。

当然想定通り進めばいいのですが、お客様のニーズに適合しない
部分が当日発生します。そこをうまく調整する必要があります。

したがって、フィッティングは当日の仕事のメインであると言っても過言ではありません。

仕事の成果の上がらない人は、段取りが不充分で、その不足部分を
補うことに注力するので、観察とフィッティングが抜け落ちるのです。

したがってお客様の期待に十二分に答えることができないので
良い成果を残すことができません。

つまり「仕事二分」を完璧に行うために「段取り八分」が必要なのです。

内村選手は段取り八分どころか、段取り九分九厘の世界なのでしょう。

良いパフォーマンスの基本は念には念を入れた準備や訓練が基本です。

「段取り八分」をしっかり行い習慣化しましょう。