善き会社
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
まだ6月なのにかなりの猛暑です。
さて、今回は3年ぶりに総会が開催されました。
過去2年はコロナ禍ということで開催できず
書面開催という形で執り行ってきました。
久しぶりの総会だったので事業報告は
緊張感のある雰囲気で進行しました。
また、総会後に懇親会がありましたが、各テーブルも感染対策がなされており、
互いに酌はせず、各テーブルでの懇談としました。
その会の冒頭に原野会長より、今後のグループとしての有りようとして
「善き会社」を目指してほしいという話がありました。
善き会社であるためには、さまざまな要件をクリアしなければなりません。
まず、経営の目的が善である必要があります。
これについては、企業理念を中心に据えた経営が行われており、
昨今のSDGsというテーマを当てはめてみても大きく逸脱するものはなく、
概ね善であるという要件はクリアしていると思います。
次に商品が善である必要があります。
これは商品が高品質であることは勿論、耐久性やメンテナンス含めて
顧客の期待に十二分に応えることができている状況が必要です。
当然ながら、そうした競争力のある商品は単なる結果としての
パッケージであって、その前提には固有の技術や携わる人の情熱が不可欠です。
従って、自社のモノづくりに注ぐエネルギーの総和が
他社より圧倒的に多くなければなりません。
かねてより、我々はどこの会社よりも良いものを創ろう
という考えを最優先に事業を展開して参りました。
今後の課題としては、他社が真似のできない固有の技術や
ものづくりへの情熱をいかに組織技術と知識に転写して
共有度とIT活用度を上げるかが課題となります。
最後のファクターとして善き組織である必要があります。
善き組織の定義はさまざまありますが、清潔で正直な社風や
社員が感じる幸福感や誇り、当然働く環境も良くする必要があります。
そう考えてみますと、社員満足経営(ES経営)を追求する
という一点に集約するのではないかと思います。
我々グループでは、企業理念の筆頭にES=CSをかねてより
掲げておりその実践に取り組んでまいりました。
時代の流れや社会の変化に合わせて中堅企業の名に恥じないよう
これまでの過去にあぐらをかかずにES経営のレベルアップが必要です。
折下、今年度で社長に就任してから10年が経ちました。
私としては、次の10年が経過するまでには新たな経営体制の
姿が見える状況まで創りたいと考えています。
これまでの10年があっという間であったように、
間違いなくこれからの10年もあっという間だと思います。
1日たりとも気を抜かず「善き会社」を目指して
努力を続けたいと思います。