予断を捨てる
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
10月になっても日中は暑いですね。昔より爽やかな秋の季節が
短くなっているように感じるのは私だけでしょうか?
さて、今回は改めてベーシックな話をしたいと思います。
きっかけは、ここ1−2ヶ月の間に
社員と面談をしたことにあります。
面談の目的は被面談者の状況により様々です。
それぞれに悩みや弱みを抱えているのですが、
そうした状況に至る共通項がありました。
それは、相手に対して予断を持って接していることです。
お客さまに対してであれ、社員に対してであれ、
あらゆる人間関係において予断を持って接することはマイナスです。
補足しておくと、私の場合は面談の前に準備をします。
それは、話したいポイントや聞きたいポイントを
明らかにすると共に、仮置きの面談のゴールの設定をします。
しかしながら、それはあくまでも仮置きであって
その通りに進める訳ではありません。
全ての面談の基本となる軸は、前に座るその時の被面談者の
実際の状況とニーズに対応することにあります。
表現しづらいのですが、準備はするものの
即座にそれを持ち出すのではなく、
相手の声に耳を傾けることを最優先に進めます。
そうして、予断を持たずに相手の前に立つと不思議なことに
被面談者も心を開いてくれてオープンな面談となります。
当然ながらオープンな面談は相互理解が進むので、
より良い面談結果をシェアできます。
逆に予断を持って相手に接すると、対立軸を置いた構図になりやすく
あまり良い結果を産むことはありません。
かなりの修行が必要ですが、ひとたび相手の前に立ったなら
明鏡止水の心境にならなければなりません。
そうした誠実で真摯な姿勢は必ず相手に伝わります。
予断を捨てるという良い習慣を身につけたいものです。
かく言う私もまだまだ修行が必要です。