率直に話す
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
さて、今回は前回ブログ「予断を捨てる」に引き続き
仕事をする上でのベーシックな論点を取り上げます。
社内の人間関係であれ、商談であれ、家庭であれ、
コミュニケーションが上手くいかないシーンをよく見受けます。
言って良いことと悪いこと。
言えることと言えないこと。
ストレートな表現と婉曲的な表現。
コミュニケーションにおける状況として
上記の表現をよく聞きますし悩んでいる人もいると思われます。
実は、私はこれらの選択で悩むことはありません。
何故なら全て率直に伝えるからです。
では、なぜ対人関係において選択で悩むのでしょうか?
理由はたくさんありそうです。
相手がどう反応するか解らない
否定的な反応だったらどうしよう
怒られるのではないか?etc...
ここで重要な点を認識する必要があります。
コミュニケーションの選択で悩む原因は、
全て自分の中で作り出した不安にあるという点です。
相手の中にあるものではなく、自分の中にあるものです。
相手が誰であれ人は基本的に自分のことを
よく理解して欲しいという欲求があります。
また、自分の期待に応えてほしいと思っています。
ここで相手と自分が考えていることを
客観的においてみるとこのような状況になります。
(自分)何をどう伝えようか?≠(相手)自分の期待に応えてほしい
明らかに不整合です。
実はこうした状況は日常的に多発しています。
コミュニケーションの一義的原則は、何をどう伝えるのか悩むのではなく、
相手が何を考え、どうしたいと考えているのかをストレートに把握し、
それに対して求めている返事を返すことにあります。
仕事や対人関係で悩むのは、自分の中で作り出した不安から
相手の期待そのものを正確に聞けていないことに原因が
あることがとても多いのです。
婉曲したり、誤魔化したりせず、率直に相手の考えを聞き、
自分の意見を伝えるというのは信頼関係構築の基本となります。
実際に、そのように取り組んでも思うほど問題は起きないものです。
むしろ、発展的な関係やプラスの付加価値を生み出します。
「率直に話す」
コミュニケーションの大原則です。
習慣化できたらいいですね。