熱意を持とう
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
ここ数回は、仕事において極めてベーシックな
身につけたい習慣について記しています。
今回も引き続き、基本的な点を確認したいと思います。
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
この等式をご存知の方は多いと思います。
先日ご逝去された京セラ稲盛名誉会長の教えの一つです。
この等式の中にある熱意について今回取り上げます。
私の知る限りにおいてですが、最近の若い人の全般的傾向として
大人しく、よく言えばスマートな人が多い気がします。
また、話し方も控えめな方が非常に多い気がします。
しかし、厳しい言い方をするならば、
若い人が持つエネルギーを感じることは少なく
物足りなさを感じます。
話は変わりますが、私が30年前この業界で営業として
働き始めた時にお客様から契約いただいた理由として
次のような言葉を何度も頂きました。
「君は誰よりも元気だったからだよ」
「君は時間に正確な人だから信頼できた」
その時は、元気だったことや時間に正確という理由で
お客様が自分を選んで頂けた本質がよく解っていませんでした。
しかし、今になって振り返ってみると解るのですが、
他の誰よりも熱意を持って接する姿勢を
買ってくれていたのだと思います。
話を元に戻しますと、少々物足りなさを感じる昨今の若い人に
熱意を感じない点を指摘すると、ほとんど次の理由を口にします。
「自分には経験が少ない」
「知識が少なく答えられる自信がない」
等々の理由が本人達にはあるようです。
そこで正しく理解したい点なのですが、
実は、経験や知識の少なさと熱意の有無は
全く因果・相関関係がないのです。
むしろ経験や知識が少ないからこそ、
「調べてすぐに資料をお持ちします」とか
「話の解る人をすぐに連れてきます」といった
若い人らしい率直な対応ができるのです。
お客様が求めているのは、
知識や経験が最優先ではなく、誠実さや率直さ
つまりは、自分に熱意を持って接してくれているかどうかなのです。
熱意の弱さを知識や経験の無さに結びつけて
自分を納得させてはいけません。
熱意を持って行動するかどうかは、
個人の中ですぐに意思決定ができ実行可能です。
そして、上記の算式にある通りすぐに人生や仕事の結果に現れます。
まずは何より、熱意を持とう。