佇まい

「住まい」と「施設」
聞いただけでも全くの別物ですよね。
その違いは何なのか、よくよく考えてみると、
その空間にある「設え」に自分たちの意思決定が関わっているかどうか、
という事なのではないかと思います。

自分たちの住まいの設えは、必ず自分あるいは家族という
そこに住む人の個性であり、その意思決定によって整えられます。
しかし、「施設」は不特定の人達が暮らす前提の場所ですから、
その設えは誰にでも当てはめられるような、無難なものといってもいいでしょう。
暮らす人の個性はどこにもありません。

「みずからそこに根を張ること」
それは、暮らす場所に自分の意思がどれだけ反映できているかどうか。
その空間の設えと自分自身がどれだけコミュニケーションできているかどうか。
という事なのではないでしょうか。

そこに暮らす人の意志が反映されている住まい。
それは自己表現としての住まいであり、その住まいの佇まいに他なりません。
そして住まいの一つ一つが様々な家族の自己表現の結果なのです。

「住まいは自己表現」
創業時からずっと言い続けている言葉です。
改めてそこに住む家族が感じられる、
美しい佇まいの住まいを創り続けていきたいと思います。