「多視点化」
- 会長メッセージ
最終更新日:2022.10.22
「多視点化」
人について考えるとき、その人の一面を見て
ついそれが全てだと思い込んでしまうこと、ありませんか。
人には多様な人格が同居しています。
つまり、多重人格が人間の本質だといえますし、
いろいろな顔を持っているのです。
自分自身に置き換えて考えてみてください。
家庭の中では、父親や母親の顔があり、また子供としての顔もあるでしょうし、
会社では上司や先輩として、あるいは同僚、部下としての顔がありますよね。
その他にも様々な関係性の中で、それぞれの顔があるのではないでしょうか。
ですから人を見る時に、ある一面だけで判断してはいけません。
白か黒か、○か×かといった二者択一でその人を裁いてしまっては、
大きな間違いを犯すことになるでしょう。
その人に対する見方を一方向ではなく、
できる限り多角的に見てあげることが大事なのです。
人は誰もが他者から許されて生きています。
自分で自分を許すということもあるでしょうが、
それでも他者からの許しがないと生きていけないと思うのです。
悪いところや嫌いなところを見つけて腹を立てているよりも、
いい所を見つけて許してあげることで
世の中は大体うまく廻っていくものです。
昔からよく言われるでしょう。
「人を呪わば穴二つ」って。