原野 省三
アルスホーム株式会社
代表取締役会長
原野 省三

「自問自答」-賢明なもう一人の自分との対話

  • 会長メッセージ
最終更新日:2019.11.09

私達は様々な場面で自分の解釈、判断していますが、
「あれがベストな判断だったか」と後で深く考えてみると、
自分のエゴが、より正しい判断を見えなくしていたことによく気づきます。
深く考えることについて、田坂広志氏の著書「深く考える力」から抜粋してご紹介します。

「深く考える」とは、決して、長い時間をかけて考えることや、
一生懸命に頭を絞って考えることではない。
それは、あなたの中にいる「賢明なもう一人の自分」、その自分と対話すること。

この「賢明なもう一人の自分」は、いつも、静かに我々の思考や思索を見つめている。
そして、ときおり、素晴らしいアドバイスを与えてくれる。
心の奥深くで「自問自答」に耳を傾け、その「問い」に刺激を受け、
動き出し、「答え」を教えてくれる。

しかし、この「賢明なもう一人の自分」は、どのような場面でも
投げかけた「問い」に対して、すぐに「答え」を教えてくれるわけではない。

自分自身に「問い」を投げかけること、そして一度、その「問い」を忘れること。
「無心」の状態になった時、「賢明なもう一人の自分」が動き出す。
もう一つは自分自身を追い詰めること。
もう時間がないときなどに、それまで動かなかった「賢明なもう一人の自分」が、
突如、動き出し、「閃き」という形でアイデアを教えてくれる。
(以上抜粋)

「賢明なもう一人の自分」への「問い」の投げかけを繰り返すことによって、
自分を騙しているという状態から、真実の自分に気づくことになるのだと思います。

あらためて、「賢明なもう一人の自分」との対話を大切にしていきたいと思います。