「頼れるネットワーク」
- 会長メッセージ
「頼れるネットワーク」
縄文時代とか弥生時代といった古代では、
人々が生活する単位は部落や集落といった集団。
リーダー的な存在はいたのでしょうが、
生きていくために集団のメンバー全員がお互いに助け合っていたのでしょう。
これこそが記事にある、「頼れるネットワーク」であり、
「生き抜く総合力」なのだと思います。
しかし時代を経るにつれ、
暮らしの集団は大きくなり、そして変化してきました。
民主的な現在に至っては、
国や都道府県、市町村といた自治体が社会をマネジメントし、
我々は税金を納め、そのサービスを受けるという関係の大集団です。
公的権力に移行してきた今、
人と人との繋がりはどんどん希薄になってきていると思います。
もちろんSNS上でつながっている、という人もいるでしょうし、
ママ友同士や町内会のお付き合い、ということもあるでしょう。
しかし、昔の隣近所といった密接で直接的な支援や互助の関係、
「頼れるネットワーク」は極めて小さく、少なくなったといえます。
そんな個の時代にいる私達が生きていくために必要なものを考えてみると、
個人として社会の中で健全に働く力があること。
自分をサポートしてくれる家族、自分がサポートする家族を得ること。
そして、素敵な仲間や友人に恵まれること。
この3点ではないかと思います。
特に家族、仲間や友人の存在は、人生を大きく左右する要素であり、
その人にとっての「頼れるネットワーク」に違いありません。
人と人との出会いが一人一人にとって
「頼れるネットワーク」をつなげ、広げていくことになり、
「生き抜く総合力」の決め手になる。
もっと言えば人と人との出会いが僥倖に繋がっていくと思うのです。
人と人との出会い、縁というものは本当に大切なものですね。