「言語化」
- 会長メッセージ
最終更新日:2022.11.19
「言語化」
小平選手の知性あふれる表情やしぐさは、
この技術を言葉に落とし込む努力で身についたものかもしれませんね。
「自分の考えを言葉にする」って簡単そうで実は難しいものです。
思っていたことと違う言葉が口から出てしまったり、
伝えたいことがうまくまとまらず、わかりにくい表現になってしまったり。
自分が言いたいことを相手がなかなか分かってくれず、
ついつい声が大きくなってしまった、というケース、ありませんか。
それでも何とか言葉にしようとすることが大事です。
伝えようとする自分に相手が共感してくれること、
そしてお互いに言葉を出し合うことで価値共有ができることにも繋がります。
あるいはお互いの考えの違いが一層顕在化し、
より明確に相手の想いを理解することができたりもします。
私達の家づくりの仕事においても、
この「言語化」は非常に大切なプロセスです。
すぐにプランをつくるのではなく、
お客様の状況や将来像、その背景や理由など様々な情報を整理し、
仮説と検証を繰り返すことで、そのお客様像を鮮明化します。
そしてお客様にとって最適なコンセプトが何かを抽出し、プレゼンするわけです。
つまり全て言葉で住まいを設計していく作業になります。
この言語で表現された住まいのコンセプトがお客様と深く共感しあえるほど、
カタチとしての住まいはお客様に最もフィットするものになります。
言葉に深みが生まれ、思考も育まれる。
そんなコンセプト化の作業を、
私たちはこれからも一層磨きをかけていきたいと想います。